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九州の仲間その2

九州の子どもの仲間、第二弾です!

今コロナによる休校や様々な活動の停止によって、子どもの活動も制限されていますが、青空卒業式を行う保育園や小学校もあり、改めて、子どもの育ちにとって屋外で過ごすことの可能性や大切さが見直されるきっかけにもなっているのではないか、と思います。

遅くなりましたが、以前南阿蘇を訪問した時の記録の続きで、地域で自然体験活動をやっている、高森町「こびととおさんぽ」の早野さんのお話を紹介します。

<「こびととおさんぽ」?>

早野さんは熊本県高森町ご出身。長年住んでいた東京からご家族でUターンした時、地域の子どもが自然の中で遊んでいる風景がなくなったと実感したそうです。
そこで、自ら森のようちえんやインタープリテーション(自然の解説)など、自然教育の学びを深めながら、近隣の野山で親子での散歩会を開始、自然を活用した子どもの居場所づくりを行ってきました(「こびととおさんぽ」)。

近くの南阿蘇ビジターセンター内の薬草園も利用して散策を楽しんでいるそうです。2カ月に一回、一年を通して季節を感じる活動を8年続けた結果、高森町での子育て世代の新たな繋がり、交流が広がってきているということです。

<森のようちえんについて>


はじめに、「森のようちえん」とは?
*北欧諸国で始まったとされる、自然体験活動を軸にした子育て、保育、幼少期教育の総称。【森】は森だけでなく、海や川や野山、里山、畑、都市公園など、広義にとらえた自然体験をするフィールドを指し、【ようちえん】は、幼稚園だけでなく、保育園、託児所、学童保育、自主保育、自然学校、育児サークル、子育てサロン・ひろば等が含まれ0歳から概ね7歳ぐらいまでの乳児・幼少期の子ども達が集団で活動する場を指しています(NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟 HPより)。

早野さんによれば、森のようちえんのメリットは、①季節を肌で感じることができる ②体を動かし健康的な生活を送れる ③遊び方の決まった玩具でなく、目の前の自然を使った創造遊びができる、ということだそうです。

森のようちえんは数年前から全国でも注目され始めていて、各地の活動をしている人たちが集まって学習会があり、早野さんもそういった場で学ばれてきたとのことです。中でも、山梨、長野、鳥取には、有名な森のようちえんがあり、鳥取県智頭町のように、町全体で森のようちえんの取り組みを支援しながら、地域づくりにつなげて展開している活動もあるそうです。

<野外活動のススメ>

椎葉でも野外保育的なことをやってみたいなあ、でも椎葉の山は深すぎて、ママさんや子どもにはきついのでは、、と思っていた私。

早野さんは、「どこでもできます。」と力強くお話しされます。トイレ・東屋が近くにあれば、場所は選ばずに活動できると言います。たとえ1,2帖の空き地であっても、お気に入りの葉っぱ探し、太陽の下で目をつぶりぐるぐるまわって太陽の位置をあてっこする、など、子どもが楽しめる活動は山ほどあるとのことです。

ただ、限られた時間・環境の中で行う場合に、自分に引き出しがたくさんあるほど、子どもの気づきや活動が充実するそうです。特に、自然の中で遊び慣れていない子どもに対しては、1回自然に目を向けるためのテクニックが必要になる(例:旬の物への注目をすると、遊びが充実する)など、大人の技量やコツがいりそうです。インタープリターや自然学校、ネイチャーゲームなどの講習を受けると、引き出し・テクニックが増えるよ、とアドバイスもいただきました。

<椎葉村で展開するとしたら??>

そして、椎葉で母子支援としての活動を模索している私に対し、さらにアドバイスをくださった早野さん。
たとえば、土曜保育の代わりとして、森のようちえんスタイルで活動を行うのはどうか。また、森のようちえんや子育て支援活動は、付加価値(効果)の説明が必要になってくるので、椎葉で行うならどんな内容で、どんな説明だったら伝わりやすいか、周りの人にも聞きながら考えることが大切、ということ。さらに、外から来た目線で、子育て中のお母さんたちと、行政や村の人たちとのコミュニケーションを繋ぐことも必要になってくるでしょう、とのことです。

いろいろどんぴしゃ!なアドバイス。。。椎葉でするとしたら、どんなかたちになるのか、お母さん方の希望を含めて、具体的に伝えられるようにしたいと思います。と同時に、「どんな場所でも始められる」という早野さんの力強い言葉を忘れず、構えすぎずに確実に、子どもとの空間・時間・経験の場を増やしていきたいと思います。

椎葉村からわりと近くの高森で、このような活動があることを知ることができ、とても励まされました。いつか、活動にお邪魔したいです。早野さん、ありがとうございました。


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静岡県出身。2019年4月より、日本三大秘境椎葉村に移住しました。 前職が保育士だったこともあり、椎葉で育つ子どもたちに関心があります。 先が見えない時代、子どもたちがいろいろなことに挑戦していける土台ってなんだろう? 椎葉にその答えがある気がしています。
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