人それぞれの食

「食が人を作る」とはよく言われる言葉ですね。多少の例外はあるにしてもほとんどの人は食べ物を摂ることで精神的な喜びや満足感を得、肉体を組成するための栄養素を得ています。

赤ん坊の時に食べたいと思うもの、子供の時においしいと感じたりまずいなぁと感じる食べ物、青年から成人し30台くらいまでに欲する食べ物、40代~60歳くらいまでに少しずつ食べ物の好みが変わってゆき、高齢者になると摂取する量も減っていくというように年代によって食べ物の好みも量も変わるのは幼児期には脳をはじめとして全身の細胞が活発に活動する時期ですし青年になるまでは男性は男性らしく女性は女性らしい身体に変化する時期なのでこれに必要なホルモンの分泌を促す必要がある為です。

ミトコンドリアの活動でいえば幼少期から青年期くらいまでは活発な活動に欠かせない解糖系エネルギーを使う為にご飯などの炭水化物、糖質を多めに摂り、年を重ねるにつれて解糖系から少しずつミトコンドリア系に自然にエネルギー源の割合を変えてゆく。ミトコンドリア系エネルギーは栄養を取り入れてからエネルギーになるまでにいくつもの工程を経る必要があるので時間はかかりますが解糖系の18倍ものエネルギーを作りますので茶碗にてんこ盛りのご飯を食べずとも良い、つまり年を取ると自然に小食になるという事ですね。

自分の身体の声にきちんと耳を傾けていれば必要な時期に必要な量の栄養を摂りますので肥満になることも無いのですが、今の時代は自分の身体の声を素直に聞くことを邪魔する物が沢山あります。
・化学調味料を使い味覚を麻痺させてしまう簡単料理
・グルメ番組で食の欲求を煽る
・過剰な糖質の摂取(糖の入っていない総菜や冷凍食品、チルド食品、インスタント食品って存在するのだろうか?)

なるべく自然の素材を使い、手作りの調味料で味付けをした自炊の料理が理想ですが実際に行動に移そうとすると難しいんですよね、これが。
私も何十年もこのことに気が付かずBMI28、ウエスト93になり倒れましたからよくわかります。

今後少しずつではありますが、実際に男性の私がキッチンに立ち、家族の為に作り健康を取り戻した料理を紹介できたらいいなと思ってます。

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