ルワンダの支援学校を見学した話
自閉症の息子シリーズからちょっとそれています。
2017年にアフリカの中央部に位置する「ルワンダ」という国に行きました。
ルワンダは、1994年に発生したジェノサイドで有名ですが、現在は平和な国として経済的にも急成長しています。
首都のキガリから150kmほど離れた、キブ湖のほとりの街ギセニに滞在していた時のことです。本当に偶然なのですが、散歩中に知り合った若者の案内で現地の支援学校を見せてもらう事になりました。
案内してくれた彼は、私に自閉症の息子がいることを知っていたわけではなく、慈善活動としてよく行っているという感じです。もし興味があれば行きたいかと聞かれたので、是非行きたいと答えました。
行ってみると、教頭先生みたいな人が応対してくれて、ひと通り校内を案内して頂きました。日本だったら、ノーアポの得体知れない外国人が、いきなり教頭先生に案内されるという事は考えられないですね、、、
学校を国内外にアピールし、支援に繋げたいような思いが感じられました。
いずれにせよ、自分の息子の転校の際見学した支援学校よりVIP待遇でした。。
アフリカでは、アルビノの子供は目立つし、強い紫外線は彼らに負担をかけるようです。また、信じられない話ですが、呪術や迷信のせいで殺されることが少なくないとのこと。。
遊具もあります。植込みと滑り台の色が同じ黄色であざやかです。
小学部の体育の授業かな?
何人かはポーズをとってくれています。
日本なら、高等部の職業訓練といったところでしょうか。
工業用ミシンを扱っていました。
こちらのautismの女性は、作っている工芸品をみせてくれました。
ぱっと見た感じ、日本の支援学校とそれほど差異を感じませんでした。
もしこの国で、息子が生まれたらどうなるんだろうと、ちょっと思いをめぐらせました。
私は、全ての障害児童がこういった学校に通うことが出来るのかと先生に聞いたところ、そうだと言っていました。
Fact Fulnessではないですが、周辺のバスターミナルでは、盲目の人や手足に障害がある人が物乞いをしている光景をよく見かけたので、ちょっと意外に感じました。
おそらく、通うことは誰でも出来るけど、親が子供を連れてくる余裕がある場合に限られるのではないかと推測しました。日本みたいに、親が生活保護を受けて、スクールバスで連れて行ってくれるところまでは至っていないと思われます。
勉強不足ですみません。
子どもたちは明るく楽しそうにすごしており、写真を撮って撮ってという感じです。いきなり行った肌の色が違う外国人の私を温かく迎えてくれて、貴重な体験ができました。
以上、ルワンダの特別支援教育をよく理解しないまま支援学校を見学させてもらった話でした。海外旅行の話は、いずれnoteに書きたい思っています。