昔の自分に伝えたいこと・・・仕事をサボった充実した人生はない

30年以上、会社勤めをしてきました。その間いろいろと学んだこともありました。その中で、パフォーマンスや、評価などの、気にする人が多そうなことについて考えを書いてみました。


充実した人生には充実した仕事が大切

まず、再確認することがあります。会社で仕事をしている時間も自分の人生の時間の一部であることです。そして、その時間は人生の時間の中で比較的長いということです。就職前と退職後を無視して、仕事をしている時だけで考えてみてください。仕事にかかわる時間の割合がとても多いことが分かります。ということは、仕事が充実していない状態で、人生を充実させるのはとても大変です。


セラリーマンの生産性と人生

「サラリーマンと言う仕事の生産性」を考えると、なるべくサボったほうが良いのだそうです。生産性はOUTPUT/INPUTで測ります。OUTPUTは給料で固定しています。それであればINPUTである仕事量を減らしたほうが生産性は高くなるという理論です。もちろん、笑い話てす。でも、サボれるだけサボるような仕事のやり方をしている人もいます。

この理論の嘘を考えてください。OUTPUTである給料はその日のINPUTでは決まりません。今年の働きで来年の給料がきまるのです。今日サボると来年の給料で調整されます。

さらに、サラリーマンとして働いている時間も人生の一部と考えると、サボって時間をつぶしてしまうのは、自分の人生の時間の無駄遣いになります。


評価と判断

人の評価は、時間軸と距離で変わってくると教えてもらったことがあります。

同じことをしても、その評価が、今日、明日、今年、来年と変わってくるのです。また、部内、社内、国内、世界のどこのものさしで評価するかでも違います。後からの評価、より広い面積での評価ほどブレがないと言えます。世の中の見方や評価基準が安定してきます。

それなのに、今の時点での周りの評価や評判ばかり気にしていても仕方ないのです。自分で正しい、役に立つと思うように取り組むのが一番いいと思います。

正しいをどう考えるのかは むづかしい。これを考えるポイントはあります。ひとつ二つ、責任の多い立場に立って考えることです。「自分が部長だったらどうするだろう」、「自分が社長だったらどうするだろう」と考えると良いと思います。

間違っているのは「部長はどうしたいのだろう」「社長はどうしたいのだろう」と考えることです。この違いは、自分の意志で行動するか、推定した他人の意思で行動するかと言うことです。この他人の意思を推定するのが、流行の「忖度」だと思います。「忖度」した結果は誰も望んでいないものかもしれません。
自分の意思で仕事をすることが大切です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?