昔の自分に伝えたいこと・・・楽観的になろう

悲観主義か楽観主義んは、何かが起こったときの、説明方法、解釈の方法の違いなのだそうです。

楽観主義の人は、良いことが起こったときに、「このことは永遠に続き、特に特別な理由があって起こったことではなく、自分が良いことをしたから起こった」と考えます。
悪いことが起こったときには、「このことは一時的なことであり、何らかの原因があって発生している。原因は自分ではない」と考えます。

悲観主義の人は、良いことが起こると「これは一時的なことであり、何らかの特別に原因があったから発生していて、自分は発生原因に関与していない」と考えます。
悪いことが起こったときには、「これは永遠に続き、特別な理由があって発生してものではなく、自分に反省することがある」と考えます。

つまり楽観主義の人にとって、良い事は自分のせいで、悪いことは、自分のせいではないのです。


これまで、何かよくないことがあると、二度とそうならないように、自分で反省できるところを見つけて対策するのが良いと思っていました。

ところがです。楽観主義者か悲観主義者であるかにかかわらず、人生にはうまく行かないことはあります。

それなのに・・・書籍によれば、「楽観主義者は職場でも学校でもスポーツでも良い成績を上げる。楽観主義者は健康状態も良く長生きすると言う説もある。悲観主義者は順調に行っている時でさえ暗い予感がする」のだそうです。

であるならば楽観主義の方が良いです。絶対に楽観主義がいいのです。今自分が、悲観主義者であっても学ぶことによって楽観主義になることができるのだそうです。この方法を身に付ければ役に立つ。

楽観主義か悲観主義なのかは、物事の解釈の違いなので、場合場合によって楽観主義的に解釈をするのか悲観主義的に解釈をするのかを区別できれば具合が良いです。

楽観主義が良くない場合もあります。リスクが大きいときです。 失敗した場合のコストが大きい時はあまり「楽観的」でない方が良いようです。そうでない時は、楽観的に考えた方が良いです。

困ったことが起こったときの考え方で、結果が変わります。

例えば、メールの返事が来ない。→私のメールを重要だと思っていない。→自分の重要性が否定されたと思って落ち込む。

同じことがあっても、メールの返事が来ない。→忙しくて返事もできないのだろう。もう少し待ってみよう。→手伝ってあげようか。

このように解釈によってずいぶん結果や気分が変わります。

同じ物事を楽観的に考えると気分が楽になり、健康にも良い・・・らしい。
どうしたら楽観的に考えられるのでしょうか。
これは、解釈の習慣なので、習慣を変える練習をすればいい・・・らしい。

練習方法です。

日常生活で、「困ったことがおこる」「それの原因を解釈する」「その結果としての感情がでる」のステップがどのように起きているかを知るために、5つの例を見つけるまで日記をつける。

記録するための注意事項があります。「事実」と「解釈としての思い込み」と、「結果としての感情」を分けることです。

5つ記録したら、思い込みと、結果の関連をよく見る。
悲観的な解釈、思い込みは、気分が落ち込んだりする良くない結果をもたらすことがわかる。

したがって、「何か起こったときにどんな解釈をするか」の習慣を変えることによって、困った状況に対する反応も変わる・・・はず・・・。

では、反応をどうやって変えていけばいいのだろうか。

まず、自分の解釈や思い込みが間違っていないか確認する。自分の解釈や思い込みが事実でないことに気づくことが大切。事実でなくて、自分の想像や考え、解釈であると言うことに気づくことです。


次は、自分の想像や推定や解釈に基づく思い込みを、変える方法です。

自問してください。
・証拠はあるか
・別の考え方はできるか
・思い込みが本当だった場合それはどんな意味があるか
・その考え方が有効か

こう考えると、たいてい、落ち込んでいる理由は無くなります。

事実を確認して、思い込みを確認して、その結果、元気になる。これを記録する。

何か怒った時、根拠のない「元気が出ない解釈」をしている時、これに反論することが、習慣を変えるのに大切です。


良くないと思ってることが起こったときに、解釈の正しさを確認して判断するのは良い習慣です。
同じ物事を、悲観的に解釈して落ち込むよりは、楽観的に解釈したほうが楽しい人生を送れると思う。しかも、自分の考えようで楽観的に解釈できるになると言うのです。

あまり、能天気になつても困ります。でも、落ち込んでいると良いアイディアも浮かびません。

終わってしまったことや、自分がコントロールできないことをクヨクヨと悩んでいても何にもなりません。

ましてや、根拠もなく、悪いように考えて、勝手に落ち込んでいるようでは、どうにもなりません。

楽観的になる方法も、ちょっと、試してみる価値はあります。




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