昔の自分に伝えたいこと・・・どうして悩むのか、怒るのか


悩んだり、怒ったり、悲しんだり、喜んでいるのは、自分です。悩むか、怒るか、悲しむか、自分で決めています。誰がなんと言おうと、怒るか怒らないかは自分で決めることができます。


最近、鬱などのメンタル系のトラブルを抱えることが多くなっているようです。残業が多いこと、つまり働き過ぎが大きな原因の一つだといわれています。残業時間が多いと労災になります。

私個人としては、残業が多いだけではメンタル系の病にはならず、ほかの要因が大きいと思っていました。でも、間違っていたようです。ある程度の残業を超えると発病リスクが高いとのことです。働きすぎは避けなければいけません。

働きすぎなくても、人間関係のトラブルや悩みなどもよくありません。気分を害すると効率も悪くなり、ミスも増えて、それを残業でカバーすると働きすぎになるかもしれません。

実は、この、悩みやトラブルには、自分でコントロールできるものが、かなりあるのです。この自分でコントロールできることを理解しましょう。自分でコントロールできるはずだと知るだけでも、気持ちが楽になります。

以下、例です。

誰かと話していて、議論がかみ合わないときに怒る人がいます。「議論がかみ合わない」のは「事実」です。でも、「怒る」行動は「自分で選択した結果」です。

「何でやってくれないんだ」「気が利かないな」と怒っているとき、「気を利かせてやってくれるのが当然」と思っています。

でも、自分の行動であれば「気を利かせる」ことはできますが、他人が「気を利かせる」かどうかは、コントロールできません。「気を利かせてやってくれるのが当然」と思った自分の間違いです。

自分の間違いであれば、自分で反省すればいいのですが、なぜか、相手のせいにするのです。

たとえば、「明確に依頼しなかったからやってくれない」と思えば自分の問題なので、次回から改善できます。そして怒る必要はありません。

自分で考えて自分で行動するとき、考えと行動の間にコミュニケーションロスはありませんが、他人に依頼するときはコミュニケーションロスがあるのです。だから、明確に言ったつもりであって、期待どおりにならなくても不思議はありません。

怒っても悩んでも、自分の頭の中でくるくると考えが回るだけで、物理的な変化はどこにも起きません。つまり事態は変化しないということです。期待とあわなかったときに、「怒る」、「悩む」ということになります。

期待とあわないことを覚悟しておくか、期待を変える事で回避する術を習得しましょう。そうすれば怒ることも悩むこともいらなくなります。


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