FP3級に挑戦!金融資産運用(後編)

こんにちは、ふみたかです。
火曜と土曜に記事更新を今年度の目標としてますが、意外と難しい!

いや、テーマによると思いますが、
特に資格勉強のまとめって単調な内容になってしまいやすいので、いかに面白く書き進められるか課題ですね!

今回は金融資産運用の後編になります。内容は株式・投資信託・NISA・投資と税金についてです。

前編はこちらです→FP3級に挑戦!金融資産運用(前編)



↓ 今回も参考資料は下記の通りです ↓

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【目次】
1 株式

2 投資信託

3 金融商品と税金

4 ポートフォリオ

最後に ー試験まで20日をきったー

それでは順番に解説いたします!


【1 株式】

株式とは、株式会社が資金調達のために発行する証券のこと

株式を購入した人を株主といい、次の権利が与えられる
・議決権:会社の経営に参加できる権利
・剰余金分配請求権:会社が獲得した利益の分配を受ける権利
・残余財産分配請求権:会社が解散した場合、持ち株数に応じて残った財産の分配を受ける権利

株式会社では、一番偉い人は社長ではなく、株主ということですね。

株式は証券取引書で売買することができ、購入単位は単元株といいます。

1株あたりは少額ですが、1単元で購入するとなるとかなりまとまったお金が必要になります。そのため、少額でも株を保有できる制度もあります。
・株式累積投資:毎月一定額を積み立てて購入する
・株式ミニ投資:1単元の10分の1単位で売買する。


【1.1 株式の注文】

株式の注文方法には以下の方法があります。
指値注文:売買価格を指定して注文する
成行注文:とりあえず注文する

そして、次のようなルールがあります。
成行注文優先の原則:指値注文より成行注文の方が優先される
価格優先の原則:売りなら最も低い価格、買いなら最も高い価格が優先される
時間優先の原則:早い方が優先

発行する株の数に限りがあるかわかりませんが、買うなら高く・早く・確実に買ってくれることを優先しています。

因みに株式の決済は売買が成立した3営業日に決済が行われます。

実際に株を売買するなら、次のような用語を知っておきましょう。
売買単位:無印なら1000株単位、Aなら100株単位
始値:その日の最初の株価
高値:その日の最も高い株価
安値:その日の最も安い株価
終値:その日の最後の株価
前日比:前日の終値との比較
売買高:その日に取引された株数(単位は主に1000株)

株式で参考にされる指標について解説します。


【1.2 株式投資で使われる指標】

株式投資で使われる相場指標には上場企業の株価の推移を確認でき、個別銘柄についてはPERやPBRなどで把握することができます。

相場指標には以下のようなものがあります。

日経平均株価(日経225):東証一部に上場されている銘柄のうち、225銘柄の株価を平均化したもの
東証株価指数(TOPIX):東証一部全体の時価総額
JPX日経インデックス400(JPX日経400):東証全体のうち、投資家にとって魅力が高い会社400銘柄で構成された株価指数

個別銘柄の指標を把握するには以下のような指標があります。

EPS:1株あたりの純利益
BPS:1株あたりの総資産
PER(株価収益率):株価がEPSの何倍になっているか
PBR(株価純資産倍率):株価がBPSの何倍になっているか(1倍に近ければ銘柄が割安)
ROE(自己資本利益率):出資したお金に対し、どれだけ利益を上げたか見る指標(高ければ儲けがうまい会社といえる)
配当利回り:投資額に対する配当金の割合
配当性向:純利益に対する配当金の割合
自己資本比率:会社全体の資本に対する株主が出資した返済不要のお金の割合

相場指標をベースに企業分析を行い、株式投資をしているんでしょうか?
よくわかりませんが・・・。

株式には多くの資金が必要になり、かなり敷居は高いと言えるでしょう。そこで投資家から集めたお金で運用する投資信託というものもあります。


【2 投資信託】

投資信託は投資家から資金を集め、そのお金で株式や不動産などに分散投資をして、その利益を投資家に還元する仕組みの金融商品です。

投資信託には次のような用語が出てきます。
ファンド:運用資金のこと(投資信託の商品を指すこともある)
基準価額:投資信託の1口あたりの時価
目論見書:ファンドの説明書
運用報告書:運用実績や運用状況が記載されている


【2.1 ファンドについて】

投資信託には会社型と契約型があるが、日本では契約型が一般的となっていいます。

契約型投資信託は
「投資家ー販売会社ー投資信託会社ー管理会社ー証券市場」
の流れで資金と収益が流通しています。中間流通が多いが、それぞれ大切な役割をになっている。

販売会社:投資家から資金を集める。トータルリターン通知制度がある。
投資信託会社:その資金のファンドを組む
管理会社:ファンドに沿って投資する

トータルリターン通知制度は販売会社は投資家に対し、年1回以上のトータルリターンを通知することが義務付けられています。

トータルリターンの内訳は平成26年12月以降の投資に対し、
「現在の評価額+分配金額の累計+売却額の累計ー買付金額」
で損益を算出した値。

自分で投資先を決めないため、当然ながら手数料が発生する。基本的に1年単位で費用は発生する。

・購入時手数料:販売会社に支払う手数料
・運用管理費用:仲介業者の手間賃
・信託財産留保額:中途解約(解約請求や買取請求)した場合に引かれる手数料

解約請求とは投資家が運用会社に直接解約申請求すること
買取請求は投資家が販売会社に受益証券を買い取ってもらうこと


【2.2 投資信託の分類】

投資信託にはいくつかの観点から分類すると次のようなものがあります。

1 投資対象による分類
公社債投資信託 ←→ 株式投資信託
公社債投資信託は株式を一切組み込まないのが特徴。

2 購入時期による分類
追加型(オープン型) ←→ 単位型(ユニット型)
単位型は募集期間中だけ購入でき、追加型はいつでも購入することができます。

3 解約の可否による分類
オープンエンド型 ←→ クローズドエンド型
クローズドエンドは解約できない投資信託になります。

これ以外にも運用スタイルによる分類があります。

1 インデックス運用 ←→ アクティブ運用
インデックス運用はTOPIXや日経平均株価などに連動した運用成果を目標とする運用スタイル
アクティブ運用はインデックス運用を上回る運用成果を目標とする運用スタイル

さらにアクティブ運用には次のような投資スタイルがあります。
トップダウン・アプローチ:マクロ的な投資環境を基準
ボトムアップ・アプローチ:ミクロ的な投資環境を基準
グロース型:将来的に成長が見込める銘柄
バリュー型:企業の業績から割安と思える銘柄に投資

ブル型ファンド:相場が上昇したときに利益が出るように設計されたファンド
ベア型ファンド:相場が下落したときに利益が出るように設計されたファンド
※ブルは牛を表し、牛のツノが上向き=相場の上昇で利益と覚える。


【2.3 そのほかの投資信託】

MMF(マネー・マネジメント・ファンド)
  ↑
  ↓
MRF(マネー・リザーブ・ファンド)
共通して、短期公社債などで運用されるが、元本が保証されないファンドとなっています。MMFは30日以内の解約にペナルティが生じるのに対し、MRFはペナルティがなく、比較的利回りが高いのが特徴です。

代表的な上場投資信託
ETF:インデックスファンド
J-REIT:投資対象が不動産になっているファンド

ここまでは株式を中心にしていました。投資商品はいくつかあり、通貨でさえも投資対象になります。


【3 外貨建て金融商品】

外貨建て金融商品とは、取引価格が外貨建てで表示されている金融商品

外貨を購入する際は為替レートを使って交換します。
この時、円を外貨に換えることをTTS(Telegrahic Transfer Selling Rate)といい、外貨を円に換えることをTTB(Telegrahic Transfer Buy Rate)といいます。

円を売るから「Sale」
円を買うから「Buy」と覚えましょう。


【3.1 為替リスク】

為替レートは常に変動しているため、外貨を買った時と売った時では損益が発生します。

利益が発生すれば、為替差
損失が発生すれば、為替差といいます。


【3.2 外貨建て金融商品の種類】

1 外貨預金:預金を外貨で行う。預金補償制度の対象外となる
2 外貨国債券:発行者・発行場所・通貨のいずれかが外国である債券
通貨が円貨になっているものをサムライ債という。

3 外国投資信託:投資信託の国籍が外国にあり、外国の法律に基づいて設定される投資信託
代表的なものに外貨建てMMFがあり、これには売買手数料がなく、いつでも解約ができると言ったメリットがあります。

※サムライ債とショーグン債というのがあります。必ずどちらかしか聞かれないので、サムライ債だけしっかり覚えましょう。


【4 金融商品と税金】

金融商品で得た利益には税金が発生します。利益も売買による利益と利回りによる利益があります。それぞれ別々に課税されるので、注意しましょう。

また特定口座を使うと投資による損益が発生した場合、証券会社が源泉徴収を行ってくれる口座があります。源泉徴収を自分で行う人や一般口座の場合は自分で損益を計算して、確定申告をする必要があります。

確定申告をするさいは損益通算を行ってから申告をしましょう。
損益通算は投資により得た所得の中で利益から損失を相殺することをいいます。
その年の最終損益が赤字に終わった場合3年間は繰り越すことができます。

例えば、100万円の損失が出て、2年間は結果が利益が出ず、その1年後に150万円利益がでた場合、150万円が課税されるのではなく、損益通算により、最終的な損益(50万円)に課税されます。


【4.1 商品ごとの税金】

商品ごとに所得名が若干違います。FP3級では税率を問われる問題が多いように感じます。

【株式投資】
株式から生じた損益は配当所得と譲渡損益があり、どちらも20.315%となっています。

【債券】
債券には特定公社債と一般公社債があり、それぞれ税金が違います。
特定公社債は国債や地方債、公募社債を指し、その税金は20.315%となっています。

利子の場合、利子所得となり譲渡損益や償還損益は譲渡所得となります。
所得の種類が変わるとそれぞれに課税されます。

3級では特定公社債の課税方法を押さえておけば大丈夫です。

【預貯金】
預貯金の利子には20.315%の税金がかかります(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)

【投資信託】
公募公社債投資信託の収益分配金は利子所得となり、解約損益や償還差益は譲渡所得となります。

公募株式投資信託の場合、基準価額の上昇した分だけ課税となります。
※収益分配金で課税額は決まらないよ!


【4.2 NISA口座】

NISAは2014年1月から導入された少額投資非課税制度のことでNISAやつみたてNISA、ジュニアNISAがあります。

NISA:年間120万円で投資して5年間は非課税となります。利用には満20歳
     以上である必要があります。
つみたてNISA:年間40万円で投資して20年間は非課税になります。
ジュニアNISA:20歳未満の子供1人につき、年間80万円まで非課税とな 
         る。投資期間は5年。

NISA口座は期限があれど、利益が非課税になる投資になります。


【5 ポートフォリオ】

ポートフォリオは所有する資産の組み合わせをいいます。株式を3割、不動産を1割、債券を6割・・・みたいな。

このような分散投資で運用することをアセット・アセロケーションと言います。

ポートフォリオの作り方は人それぞれだと思いますが、作り方の1つにリスクの管理があります。

リスクが最も大きいのは、全ての銘柄が同じ値動きに対応してしまうこと。1つが上昇すればそのほか全てが上昇するポートフォリオを作れば収益は上がりますが、逆に下落したときに一気に損失を被ってしまいます。

逆に異なる値動きを組み合わせることでリスクを抑えることができます。リスクは個人のリスク許容度によるため、どれくらいのリスクを取るかは人によります。


【5.1 デリバティブ取引】

デリバティブ取引とは債券や株式から派生して生まれた金融商品のことです。

取引方法には先物取引・オプション取引・スワップ取引がある。
・先物取引:ある地点の未来に対し、特定の商品を一定の価格で一定の数量だけ売買すること
・オプション取引:先物取引の権利を売買すること。売る権利をプットオプション、買う権利をコールオプションという。
・スワップ取引:金利や通貨から生じるキャッシュフローを交換する取引


【最後に ー試験まで20日をきったー】

この記事を書いたのは5月5日です。すでに20日を切りました。

金融資産運用でおよそ半分と折り返し地点に来ました(実技対策してないから、半分とは言えない気もするが)

このままの日程だと試験までギリギリな気がします。

かなり欲張ったスケジュールでやってますが、過去問解くだけなら、ほんとに1ヶ月も勉強期間いらないですね。

そして、先日このようなツイートをしました。↓

過去問道場で3科目複合で問題を解きましたが、82%ですね。
逆にこれ以上伸ばすなら、もっと問題を解いて、教科書を見返す必要があります。・・・・が、資格試験は合格が目的なので、100点を目指すのはあるいみ余計なストレスを溜め込みそうですね・・・。

特に語ることないので、ここで終わります!

※作業時間:4時間5分くらい・・・?

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