配信はマスであるという幻影

2019-09-23 03:56:43アメブロ掲載より移行

とあるイベントが終了した。

勝った人は別の方だが、注目しておきたい事象が発生した。

トップクラスの方(以下ボーカリスト様)が元AKBグループ(非シングル選抜)の方(以下アイドル様)に大敗したのである。
これは何を意味するのか客観的に考えてみたい。

まず、
ボーカリスト様の方に負ける原因はあったのか?

答えは、「無い」である。
全盛期は過ぎたかもしれないがリスナー数は依然多く、配信中に諍いなどが見られなかったので、通常どおりである。


アイドル様に石油王がいたのか?

答えは、「いない」である。

ではなぜこの結果になったか?
単純な力負けであると推定される。
それぞれのROOMの100位の方の得点は、アイドル様側は1万5千でボーカリスト様は6千である。

この結果は、熱量の差であろうかそれとも別のことが原因なのだろうか?
熱量が違う可能性は有り得るが、ボーカリスト様の熱量も決して低かったことはないと思う。
敗戦の原因は、やっぱり知名度ではないかと私は考える。

配信の一アプリの配信者と非レギュラーであれAKBグループメンバーの認知度は雲泥の差があると思われる。
配信アプリがタレントを招聘するのは、認知度の向上と収益の向上が目的であると思われるので、あながち間違っているとは思えない。

Twitterでボーカリスト様のことをつぶやいた時のインプレッション数は、私の通常の呟きのインプレッション数を超えることはほぼ無い。
しかし、外で積極的に活動されてる方を呟くと通常時の2倍から5倍のインプレッションになることが多い。
つまり、伝播力が弱い(つまり認知度が低い)のでは無いかと考えられるのである。(自分のフォロワー様は、その配信アプリのリスナー率が相当に高いにも関わらずである。)

これを読んだ方、自分が呟いた内容のインプレッション数を教えて頂けると嬉しいです。

つまり何が言いたいかというと、未だに配信は’マス’メディアではないということである。

そのマスでは無いものを’目的’とすべきなのであろうか?

今後マスになる可能性があっても、今活動されている方が旬のうちにマスになるとは思えないのである。

もちろんスマホ自体は破壊的なイノベーションをもたらしたが、
その上のコンテンツすべてが破壊的なイノベーションになるはずはないのである。
未成熟なメディアは、過剰なリターンにより魅力を出そうとするものである。その過剰な部分をいただく、つまり、自分自身の宣伝のための媒体の一つ’手段’として捉えるべきであり、全てをそれに依存するような’目的’とするべきでは無いと思うのである。

それに技術は革新的に進歩しても人間の進歩は遅々としたものである。
10の配信よりも一回の温かみのある握手の方がより心に働きかけるのではないだろうか?

人間の心理ってそんなものだと思う。

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