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2022年のふりかえり 〜仕事と学び、そしてダイエット

いろいろがんばった、とか、あれやったこれやった、で終わらせずに書いてみること。ふりかえることがどんなに必要かがわかることが、自分の2022年を語る二文字にあったということに気づけただけで2023年はバッチリなんではなかろうか……いや、忘れてしまうことと後回しにしてしまうことへの対処はこれからだ。


一文字でまとめると「量」、自分の「器」を眺める機会は多かった

2021年からコーチングを受けていて、定期的に自分のことを話して振り返る機会があったせいか、はたまた2021年夏から始めたダイエットのおかげか、ストレングスファインダーを理解する「みんなの強み基礎講座」のおかげか、自分に矢印を向けた活動は活発だったような気がする。

わたし、オンライン事務職としてもまあまあイケるかも?3社のオンライン事務サービスを経験

チームで働く受託仕事に積極的に手を出した1年だった。「講師」とか「先生」「コンサルタント」はたまた「ライター」「マーケター」と名乗るのがどうも身に余るというかできてない引け目がある中、じゃあ何だったらできるのか(できないのか、やればできるなのか)ということを知りたかった。事務受託のサービスを立ち上げるとしたらどういうしくみが必要か、という市場調査のねらいもあった。コロナ禍でオンラインでの働き方がどう変わるか、副業がどんな風に広がるのかといったところにも興味があった。

1月からいわゆる「オンライン秘書サービス」のワーカーとして2社登録・活動。ライティングと事務仕事を受託した。
ライティングはブログ(一般向けに平易に書くものから専門的なものまで……知識のない業界なのできつかった)やSNS投稿、採用サイト用のスカウトメールなど。変わったところでは、デザイナー向けに資料を読み解いて、チラシやマニュアル用の文言を書く作業が面白かった。分業すばらしい。というか、世の中には書く仕事がほんと多い。
事務仕事はスタッフの勤怠集計とか、来店客数や予約数のデータを引っこ抜いて簡単なレポートを作るとか、そのデータを経営陣に自動でメールするスクリプトを組むとか。(このためにGASを習ったw)町工場の営業事務でリモートデスクトップを使って、受注作業や出荷作業ができた時は感動した。加えて、5月からバックオフィス系ニュースサイトのライターに参加、ここでは限られた時間で、少ないニュースソースをリライトして短時間にまとめる練習のつもりだったのだが……。「官公庁系の資料が読める」という過分な評価からエディターにも登用され、CRMやアクセスログを見る作業まで手伝えるようになった。(事業仕分けや行政関係の仕事が生きた!)ニュースサイトの仕事もオンライン秘書サービスを展開する企業のもので、3社ともずいぶんしくみや受託する仕事の種類、ディレクターや登録スタッフの個性の違いを感じることができた。この手のサービスの草創期に参加したことがあったが、あの頃より仕事の幅も依頼する企業の幅もずいぶん広がっているようだ。
単発の仕事と違い、継続して同じところで仕事をすることで、相手から見えた自分を推し量ることができたのは、ピン芸人活動だけでは得られなかった経験だ。

単発アルバイトも積極的に……気づいたらすっかりB2Bな人に、それどころか時間を切り売りする生活に

2021年の秋から年末年始にかけバイト情報サイトでがしがし応募したことが効いたのが幸いしたか、単発の仕事の稼働も増えた。年始は試験会場前でチラシを配ったし、決算発表会の文字起こしをしたり、価格調査で毎週レンタカーを乗り回したりした時期もあった。(文字起こしは今でも時々受託している)夏以降はエディターを拝命したことでほぼ週5(といっても1日2〜4時間)の稼働になり、一日のペースがつかみやすくなった。収入も会社員最後の頃くらいにまで戻ったので、それまで積極的に引き受けていたラウンダーや覆面調査系の単発仕事への応募はかなり減らした。
しかし、引き合いは重なるとしたもので、同時期にエディター登用と2社目の事務受託サービスの登録に加え、本業系の仕事のオファー(めったにない)まで重なり、本業系を見送ることとなってしまった。ローリターンでも稼働時間が手堅く読める方を選んでしまったのだが、そもそも起業時に抱いていた、農業経営者のパートタイム片腕として稼働するんだと決めていた自分の志をどこかへ追いやってしまった自分への失望がだんだん大きくなっていった。

自分への教育研修費という投資をいつ利益に変えるの?

だいたい、仕事が増えたといっても事務受託の仕事は時給1,000円強が中心。週40時間働いても月18万円。一方、自分への教育研修費の投資は増える一方。サブスクだけでこのくらい、

  • ライティング系のオンラインコミュニティ×2

  • 仕事直結の団体×2

  • 業界系の学会×3(学生会員なので低額でありがたい)

  • 仕事に直結はしていないけど……の団体×4

  • オンライン購読×3

単発のセミナーはオンラインになってからもう数えていない。今年は事業化のコンサル+セミナーにも投資したが、結局形にできなかった。お察しのように、仕事直結の団体への投資以外、ほとんど活用できていない。情報へアクセスできる足がかりを作っておかないと不安なのだ。
春以降は時間を見つけてMQ戦略ゲーム(MG)に通い始めた。このMGでは、社長となって製造業を営みながら教育研修や研究開発、広告宣伝費といった投資をするだけでなく、それらの投資を次期に繰り越す概念(次繰)がある。MGになぞらえるなら、今の自分は、教育研修や研究開発に投資したけれど、投資に見合う製品数を作れていないし、投資が永遠に次繰されている(もしくはそのまま塩漬けになって古くなっている)状態なのだろう。ゲームなら一定の効果を発動するし、時には成功も失敗もある。

そういえば、年初に決めた一文字は「著」だった

年初に掲げた一文字は「著」つまり「あらわす」「あきらかにする」というものだった。そろそろ下請仕事だけでなく、自分が思うことを事業化しようとこの文字を掲げたはずだったが、年末には思い出せないくらいであった。情けない。
文字数だけでいえばかなり書いた。自分の名義で投稿させていただいているウェブサイトに加え、今年はニュース2社、ブログのゴーストライティングなど合計約80記事を世に出した。ライターを名乗るには少ないが、前年が年間10記事未満だったのだから量的には躍進だし、書くことへの恐怖は少しだけ減っている。「お金はいただくけれど苦手」から「やればなんとかできる」くらいにはなりつつある。今でもこうしてだらだらと3,000字書けている自分に驚いている。

2022年のターニングポイント的「著」は、30kgのダイエットだった

2021年8月から、ちょうど1年かけて30kg痩せた。ダイエットは2022年の成果ではあるが、本稿とは関係ないことだと思ってきたが、ここまで書いてきて実はこれが2022年もっとも「著」らしい取り組みだったように思えてきた。
文字にまとめようと思いながら半年放置しているが、自分としては、ダイエットで得られたのは健康や器量でなく、習慣化するプロセスそのものを自分で体感したことだと思っている。そして、習慣化のはじめは測定、つまり「量」だった

ダイエットでは量ることで自分を動かし、記録やコメントを著すことで内省を進めた。量ることも著すことも、自分は自覚的にやらないと前向きなふりかえりができない。自分にとっては「量」も「著」も永続的に掲げていく文字なのかもしれない。……ということに、頭の中でつらつらと思っているだけの状態から、文字にすることで体感できただけでも、仕事を放置しながら本稿を書いた甲斐があったかもしれない。
いや、忘れてしまうことと量れないために起こす仕事の遅延は全然解決できていない。これもまだまだ続く問題だ……。

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