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背骨ってすごい。耐久力は約600kg。でも折れちゃうのはなぜ?

今日は背骨はすごいって話。

読めば、

『ヤバ!背骨の体操しないと!』

と思うとか思わないとか。


背骨の耐久力は約600kg。

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亡くなった方の背骨に対して、上から圧を加えて耐久力を計測した研究。

結果は、約600kgで背骨がつぶれてしまいました。

また、骨が弱くなる骨粗しょう症の方の場合、約200kgで潰れたという結果が出ています。

※もちろん個人差はあります。


『そんなに耐えれるなら折れないじゃん…』

それが、そうでもないんです。
(背骨はつぶれて骨折します)

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背骨の負担は想像以上

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600kgと聞くと、よほど大丈夫そうですが、そんなことないんです。

例えば、尻もちをついたとき。

地面の硬さにもよりますが、その時背骨には体重の6.5~9倍の負荷がかかるといわれています。

つまり、

・50kgの方なら325~450kg。
・60kgの方なら390~540kg。

骨折するかしないかくらいまで、大きな負荷が背骨に加わるんです…。

年齢と共に骨が弱くなっていれば、アウト。


実際に、尻もちをついて背骨を骨折する方は結構多いです。

中には、

・椅子に座ったら折れた
・いつ骨折したのかわからない

そんな方も結構いらっしゃいます。


背骨ってすごい!高機能ショックアブソーバー搭載

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背骨単体では、耐久力に限界があります。

ですが、

背骨は全部で27〜28個(人による)。

・そしてこれらすべてが関節となり動きます。

・そして背骨と背骨の間には、弾力を持ち衝撃を吸収してくれる椎間板(ついかんばん)があります。

・さらに、キレイなS字カーブが描ければその耐久力は10倍に跳ね上がります。

つまり、背骨がしっかり動き姿勢が整うことで、何倍にも高い強度になるということ。


年齢と共に骨が弱くなっても、しっかり背骨が動けばケガを防げます。

逆に骨がまだ弱っていなくても、背骨が固かったり、カーブが崩れると骨折してしまうということです。


『体が固いとケガをしやすい』とよく言われますが、それは衝撃を吸収できなくなってしまうから。

年齢と共に骨が弱くなる事は避けられません。

なので、少しでも体の柔軟性を保つことが大切です。

骨折をしたり関節を痛めて病院にみえる患者さんは、十中八九背骨が固いです。
固さはそれだけ体の不調と関係しているということですね。

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