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何もなくて、何も決まっていない。ゼロ・スタートの面白さが、BULLにはある。

片桐 寛人(かたぎり ひろと)
宇宙システムエンジニア

岐阜県出身。2023年、BULL入社。東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻宇宙ロボット研究室にてにて修士課程修了。川崎重工株式会社にて宇宙事業開発・検討、火星衛星探査機のミッション機器試験評価などに従事。その後、株式会社ALEでは、衛星全体の試験及び評価、電源系・計装系を担当。BULLでは、研究開発部にてデブリ化防⽌装置(PMD:Post Mission Disposal)の開発に従事。


自分にしかできないチャンスを掴む

BULLにジョインした大きな理由のひとつは、自分の経験や能力を活かしながら、エンジニアとして活躍でき、成長につながりそうだと感じたからです。

自分は、大学院を含めて、宇宙機の開発にこれまで6年ほど携わってきたのですが、事業との橋渡しをしつつ、コンセプトレベルから検討をしてエンジニアとして設計に落とし込む、これは、自分にしかできない大きなチャンスだと思いました。

自分の経験は少し変わっていて、エンジニアとしての最初の仕事は事業検討でした。その後、いわゆる一般的なエンジニアの仕事もしていますが、事業を俯瞰して見る、川上から川下までといった当時の経験は、BULLの仕事でも生きていると感じています。

「ゼロ・スタート」ならではの、やりがいと楽しさ

スタートアップで働くのは2社目なのですが、1社目と比較してBULLは最初期のスタートアップという状況で、何も無いですし、何も決まってないです。

ただその分、制度や設備を含めてゼロから作っていく過程は楽しく、何が最も効率が良いのか?を知恵を出し合いながら、働く人皆んなにとって良い会社を目指せるのは、非常にやりがいがあって楽しい部分と感じています。

メンバーの皆さんは明るく、あまり上下関係を気にせずに話せる環境で、それぞれの専門分野での知識も深く、多様で豊富な経験を持たれています。安心して技術的な検討内容から個人的な悩みまで相談できる存在です。

それぞれへの信頼度が高く、多くを個人の裁量に任せてもらえる部分も魅力のひとつです。その分責任は重いですが、日々手応えを感じながら、しっかり考えながら働きたい自分には、ぴったりの会社だと感じています。

宇宙機との通信 - 辛くても、その瞬間のために

これまで6年ほど宇宙機の開発に携わってきたのですが、正直、開発や設計は辛いことが多くてあまり好きではありません笑。

ただ、この開発をやっていて報われたというか、最もやりがいを感じられる瞬間は、ロケットの打ち上げが終わって、初めて宇宙機と通信が取れた瞬間です。この瞬間を味わうために、宇宙機開発を続けていると言っても過言ではありません。

応援してくれる人たちに感謝して、前に進む

(宇宙産業を目指す学生さんへのメッセージ)
正直、学生時代の自分はポンコツでした。でも支えてくれた仲間がいて、指導してくれた恩師や先輩がいて、今の自分がいます。まだまだポンコツですが、運と縁でここまでやってこれたと思っています。

ですから、学生の皆さんには、自分が努力したり、好きなことを追求したりすることももちろん大事ですが、それを支えてくれる、応援してくれる周りの人への感謝も同じくらい大事にしていってください。


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