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私の好きな映画コンビ


私の好きな映画監督は、マーティン・スコセッシである
(他に、アンドレイ・タルコフスキーとドゥニ・ビルヌーブ、リドリー・スコット、宮崎駿を尊敬している)。
スコセッシはなんと言っても1976年公開の『タクシードライバー』が
ウルトラ傑作で有名である。
これはカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。
バーナード・ハーマンのスコアが堪らなく美しく良い。
この映画で紐育に憧れて、紐育に1年弱住んだが、私が初めに住んでいたクイーンズのジャマイカという街は半端ないほど荒廃していた。それから三駅ほど移って治安は大分良くなったが。

スコセッシはロバート・デ・ニーロとのコンビが有名である。
監督は同じ俳優とよく仕事をする。恐らく、すごく気が合ったり、目指す方向性が同じなのだろう。

『ミーン・ストリート』、『タクシードライバー』、『ニューヨーク・ニューヨーク』、『レイジング・ブル』、『キング・オブ・コメディ』、『グッドフェローズ』、『ケープ・フィアー』、『カジノ』
ときて、しばらく休眠していたと思ったら、今度はディカプリオに乗り換えていた。
この頃のデ・ニーロは、レストラン経営で忙しかったのかもしれない。
2000年代後半から、デ・ニーロは仕事を選ばなくなった……。

新しい恋仲のディカプリオは自分の制作会社のアッピアンウェイを持っていて、自分の好きな映画作りが出来るようにプロデューサーとしても活躍している。

同じような感覚の持ち主はブラッド・ピッドで、彼はプランBという制作会社を持っている。この二人は最近タランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で共演していた。
気が合いそうな二人である。どちらも美青年として容姿を売りにされていたから、演技力で見返したかったのだろう。

ディカプリオとは『ギャング・オブ・ニューヨーク』を皮切りに、
『アビエイター』、『ディパーテッド』、『シャッター・アイランド』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と組んだ。

そうしてようやく最近、『アイリッシュマン』でスコデニのコンビが復活していた。然し、精彩を欠いていたように思う。まさに黄昏のような映画だった。

私はデ・ニーロは好きだが、デ・ニーロの演技は毎回デ・ニーロがデ・ニーロを演じているようにしか見えないので、あまり好きではない。

そして、そんなスコセッシとデ・ニーロ、ディカプリオが組む作品が来年公開される。『花殺し月の殺人』というタイトルで、『インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』というノンフィクションが原作の映画で、今年撮影である。
すごく楽しみな作品だが、私のベストデ・ニーロは『エンゼル・ハート』のルイス・サイファーだったりする。

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