エピゴーネンという鳥籠
エピゴーネン、という言葉がある。
単純に、亜流、模倣者、パクリ、金魚のフン、みたいなものであり、自分の尊敬している藝術家の作品を模倣しているが、二番煎じ三番煎じにしか過ぎぬもののことだ。
汎ゆる藝術は模倣から始まる。
真似っ子から始まり、そこに造り手の思想や問題、生い立ちや環境や理想に現実が混ざり合い、オリジナリティが産まれる。
完全にオリジナルなものはこの世には存在しない。全ての藝術は影響しあっている。
時々、文壇界隈でもパクリ騒ぎが起きる。
一番忌むべきなのはやはりパ