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2023.1.27 為替レート 三橋貴明氏 

為替レートを理由に緊縮財政を主張した政治家は全員辞めろ!【三橋TV 第657回】 2023.1.27

https://youtu.be/6iTCdsLTVtU

2:53~


財務省から「主権」を取り戻す

(主権 ・・・ その国家自身によるほか、他の意思に支配されない、国家統治の権力)

三橋氏
というわけでですね、本日はまた「主権」の問題なんですよね。

前回、我々は「財務省から財政主権を取り戻そうとしている」‥かもしれない、というその「経過」にあるんじゃないの?「過渡期」なんじゃないの?っていう話をしましたけれども、

もう一つ、主権を「取り戻さないといけない」というよりも「奪われちゃいけない相手」があるんですよ。
それはね、「市場」っていいます。

高家氏
ふぅ〜ん。

「市場」に「主権」を奪われないようにする

三橋氏
あの、基本的にですね、その、「市場」というのは、政府の、とくに「金融と財政の主権」をなんとか奪い取ってコントロールしてやろう、というそういう「ぬえ」みたいな存在なんです。
あのね、「誰かがやってる」とか「後ろに誰かがいる」って言ってる気じゃないんですよ。
ただ「考え方」がそうなってるんです。

たとえば「金本位制」って固定化する場所も同じなんだけど、これ「貿易赤字の国」っていうのは、「輸入」を減らさなくちゃいけないですね。
そうしないと貿易赤字の縮小ができないから。

高家氏
ふんふん。

三橋氏
「輸入を減らす」ためにどうしたらいいんですか?と。

それは政府が「金利を引き上げて金を借りにくくする」、国民が。
さらには「緊縮財政する」。 金を使わない、プラス「増税する」、要は緊縮財政ですけど。

そうするとみんな「貧乏になる」じゃないですか。

国が「赤字」の時は、「金利」を引き上げて、外国製品を買えないようにする


で、「失業率」も高まるじゃないですか。
すると「輸入が減る」んですよ。外国製品買えなくなるから。

高家氏
あ、高くてってことですか?

三橋氏
そうそう。 そもそも「所得がない」ため、とかね。

高家氏
逆に「供給能力」上げて、他の国に頼らなくてもいいようにするわけではないんですか?

三橋氏
それは「固定為替相場制」だと不可能なんです。

高家氏
はぁ〜なるほど。

三橋氏
なぜかというと、それをやってしまうと「為替レート」が変動しちゃう、あるいは「金との「兌換」ができなくなっちゃう」から、だからまず「固定為替相場制度」、「為替レートは一定です」

もしくは「金」を兌換、「固定レートでずっつめに一致するようにします」「1オンスいくらで」みたいなまず「決まり」があるんですよね。
そっちが優先されるから、当然国民のための支出かぐらいとか、「利下げして景気良くしよう」なんていうのはできなくなっちゃう。

これって「金本位制」、「金本位制」っていうか「貿易」というこの市場、「貿易支出」という市場の統計が、あるいは「為替市場」に「政策をコントロールされてる」ってことですよ。

日本の「日銀」は、「市場」から我々を守ってくれている?


実際あれですよ、「ユーロ」っていうのは、あれは共通通貨だけど、「ユーロ加盟国同士固定為替相場制」なんですよね。
で、ギリシャが国債発行するのは「ユーロ建て国債」発行する、と。

で、「ギリシャの国債の金利が上がってきた〜」、と、最終的にギリシャ政府どうするかっていったら、

これ、日本だったら「日銀、買っとけ」、で終わるんだけど、それできないから「欧州中央銀行に対する主権がない」から、ギリシャ国民には。
だから最終的にはどうにか「ユーロ」をかき集めて、これ「貨幣のプール論」、実際そうなの。
それで、返済しなくちゃいけないんです。

そのためにはですね、そのためには、まず「年金減らす」と、「支出を削る」わけ。
「公務員削る」とか、実際(ギリシャ)やってるんだけどこれ全部。

さらには「増税する」「ユーロを巻き上げる」ってことで政府の‥

6:03~

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https://youtu.be/6iTCdsLTVtU




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