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2023.7.26 「人の話を聞く」総理大臣 三橋貴明氏 

経済と財政の二兎は追えない 財政赤字こそが経済成長をもたらす【三橋TV 第734回】 2023.07.26

https://youtu.be/gjZfB_gcRuw

2:06~


「財政の規律」と「成長」は、「真逆」


三橋氏
今日はですね、あのちょっと、基礎的な話から知っておいた方がいいなと思って、
あのブログなんですけど、これはなんか産経新聞だったかな、エントリーが「7月12日」「経済成長と財政健全化を両立していない」。
あの「中村裕之」先生が来られた時に、その「経済成長」と「財政規律」「財政健全化」って、これ「真逆の話です」と。

高家氏
はい。

三橋氏
だから「両立ってできないんだよ」と、「アクセル踏みながら、ブレーキを(踏む)」なんて、「何をやりたいんだ?」みたいなこと言ってたの、そんな下品な言い方してないけどね、中村先生は、ごめんなさい。

でもこれをだから「岸田総理」が「やる」と言っているのは、この記事でございまして、よいしょ、えーとですね、 

岸田総理「財務省のいう通りにするつもりはない」


『首相、成長と財政追う「財務省の言う通りにするつもりはない」』ということで、後半はまあいいんだけど、本当かどうか知らないけどね、
だいたい、めちゃめちゃ「財務省の官僚」と「元(財務)官僚」に囲まれてるから。

高家氏
はぁ〜。

三橋氏
大体一番権力持ってるのが、まぁ今の場合だと「木原」ですね、「木原誠二」副官房長官だけど、あれ彼「財務省」出身ね。
「村井英樹」首相補佐官、これも「財務省」出身です、はい。
だから自分の「補佐役」は「元財務官僚」なのね。

高家氏
うん、うん。

三橋氏
さらに。その首相秘書官のうちの2人がもう「財務省」なんですね。

はい。

三橋氏
一番問題は多分これだけど、「宮沢」元総理大臣の「甥」の「宮沢洋一」財政調査会の会長。
この人たちは「防衛増税」を思いっきり、こう「推進した」のね。 

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
いや、絶対あんまり「財務省の言う通りやってるんじゃないか」と。
直接言われてなかったとしても、「間接的に」めちゃめちゃ「圧力を受けてる」んじゃない?
けど、だいたい「財務省」、「財務官僚」と「元財務官僚」が「(岸田首相の)周り、囲んじゃってる」から。

しかし、周りが「財務省」なので、(岸田首相の)会う人は財務省に決められている


だから「積極財政派」は、「アポイント」すら取れないからね。

高家氏
えっ、そうなんですか? 

三橋氏
そうそうそう。

高家氏
周りの方たちが、「ちょっと予定が合わなくて」っていう感じで断っちゃうんですか? 

三橋氏
ん?、だって(アポイントきたこと)「言わなきゃいい」んだもん、総理大臣に。
「あ、ちょっと無理です」って((即答で、断ってしまえばいい)。
「あ、無理ですね〜」って。

高家氏
えぇ〜。

三橋氏
そんなもんですよ。
あれ前に「最高の権力は、人事権です」って言ったじゃないですか?

最高権力の「人事権」は、その権力者の「周り」でもある


その「人事権」に次ぐ「権力」何なのか?というと、その「最高権力者」「権力を決断を下す」その人の、「その行動をコントロールする」ことです。

高家氏
ふぅぅ〜ん?

三橋氏
これ、別に分けて言ってるわけじゃなくて、現実は、この例えば「木原」とかやってるの、それですからね?
仕事が、そういう仕事なんです。
めちゃめちゃ権力ない?それって。

高家氏
はい。

三橋氏
例えば「木原誠司」が、岸田総理大臣に「もっと緊縮やりましょう、緊縮」と言わなかったとしても、 

高家氏
うんうん。

「緊縮派の先生、御用学者の皆さんのアポイントは入れる」と、「反対側は、政治家も入れない」ってことやるだけでコントロールできるでしょ?

高家氏
確かに。 

三橋氏
これが政治ですよ、ドロドロしいでしょ。

ただし一応言っておきますけど、木原にしても あれ村井にしても、宮沢にしても、あるいは岸田にしてもね、彼らは「国会議員」だから、「究極的な人事権」は我々(国民)が持ってます。
落としゃあいいんだよね、「選挙」で。

高家氏
うん。

三橋氏
ただ落ちない限り はそういうことができちゃうんですよと いうのがまあこれが現実ね。

「人の話を聞く総理」、その「人」たちというのは、「財務省」関係者


だから私は、総理 がですよ「財務省の言う通りにするつもりはない」と言ったところで、
お前じゃあ「するつもりがなく」ても「自然にやってね」っていう、言わざるを得ないです。

高家氏
本人が自覚がなくて、

三橋氏
(岸田総理が)「自覚がない」可能性がある。
「私はちゃんと人の話を聞いてですね、判断をしてるんですよ」と(岸田首相が思ってたとしても)、
その「人の話」の「人」を、「誰が選んでるんだろう?」、

高家氏
なるほど。

三橋氏
という話です。
そういう、そんなもんだよ、政治って。政治だけじゃないよね、多分、現実の世界こんなもんだよ。
そういうのを分かってるよね、財務官僚とか、木原たちもそうだけど。
「すごいよなぁ」と、全然褒めたくないんだけど、褒めたくないんだけど、
「いや、正しい意見を岸田さんに言えば、ちゃんとやってくれるはずだ」とかいうのが、ちょっとナイーブだっての、分かったでしょ。

高家氏
うんうん。

三橋氏
「言わせない」から、そんなこと。 

しかもですよ、例えば「積極財政派が、ちゃんと話しました」岸田さんに。「納得してくれました」。
その後、「財務官僚」の「怒涛の洪水」が来てですね、それで話をしたらですね、ひっくり返りますよ、これ。 
「鳩山由紀夫」は、だいたいそんな感じのやつだったんだよね。

高家氏
あぁ。

三橋氏
 一番最初に話を聞いた人のそのまま言っちゃう、だからみんな「アポイント」を「最後にしよう、最後にしよう」と、バカなことやってたけど、
「岸田総理大臣がそうだ」とは言わんよ、言わんけど、実際にその怒涛のごとくの圧倒的な「ご説明構成」ってのをやるから、財務官僚は。
だから、積極財政派が正しいこと言って、一見「納得してもらった」としてもですね、すぐひっくり返されちゃうんです。

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
正しいことが通らないのですよ、世の中は。

でも、その「財務官僚」にしても「国会議員」にしてもね、その一応「究極的な人事権」っていうのは「国民が持ってるんだよ」っていうのも、これもまた事実。
「財務官僚」は「内閣官房」が持ってるから、「内閣官房」を動かせば「財務官僚」を変えることはできる、ということなんですけどねぇ。

「権力者の側近」も、すごい「権力」


だんだん見えてきたでしょ?世界はこんなもんなんです。どうですか? 

高家氏
う〜ん、なんて言ったらいいんだろうな、なんかその「側近たちの力」って、やっぱそういう意味で「強いんだな」って。

続きはYouTubeで確認🐈


https://youtu.be/gjZfB_gcRuw


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