見出し画像

2023.2.08 ①インボイスは全員に増税 【三橋TV】 神田知宜氏

恐怖!インボイス制度導入の目的は消費税増税への基盤整備だった!!【三橋TV 第662回】 特別講師 神田知宜氏 2023.02.08

https://youtu.be/tyeowpwFo6Q

1:21~


インボイス制度は全ての国民に不利益

三橋氏
今日は「インボイス」なんですけどね、「インボイス」って、まぁ高家さん「半分 個人事業主」ですけど、そういう「個人事業主」の方とかですね、まぁそういう方々中心に「大変なことになるんじゃないか」っていう話になったり、それはそれで事実なんだけど、

「(個人事業主に)発注(する)者側も大変」ですからね? あれ(インボイス)。

高家氏
どうしてですか?

三橋氏
だって、「この請求書は(インボイス)番号あんの?」「これはないの?」って全部やるもん。

高家氏
ああ〜、めんどくさいですよね。

三橋氏
めんどくさい、っていうか「気が遠くなる」、多分。私にとっては。

で、さらには「消費者」の方々も結局ほら、「課税事業者にならざるを得ない」人たちが、「値上げをせざるを得ない」人たちが、転化されていくじゃないですか?

高家氏
うん、それ、すごい思います。

三橋氏
「という形でダメージ受けるでしょ?」と。
しかも、これで終わらないからね?
「少子化対策」で出てきたでしょ?「消費税増税」の話が。

高家氏
あ〜、はい。

三橋氏
あまりとかが言い出して。
完全にそのストーリーが出来上がってるから、絶対これ「インボイス」の時点で「ストップかけなくちゃいけない」んですけど、「これ、出来る(インボイスをストップかけれる)んじゃないの?」っていうような感じがしてきた。🌟

高家氏
おっ?🌟どうしてですか?

三橋氏
それは「(インボイスの)登録者数が少ない」からです、「今のところ」ね。

先日、幻冬舎ゴールドオンラインで記事を出してたじゃないですか?

だから、かなりいい風が吹いてきてるんですけどもね、それでまぁ「最前線」でずっと戦ってこられたこの方をお招きしてお話を伺おうと考えたわけでございますね。それではご紹介いただきましょう。

神田知宜さん登場!

高家氏
本日のゲストは「どんぶり勘定式」事務所の「税理士」の「神田知宜」先生です。

三橋氏
ようこそ。

(一同 拍手)

神田さん、よろしくお願いします。

高家氏
よろしくお願いします。

神田氏
よろしくお願いします。

三橋氏
神田先生って、普通の税理士さんですよね?

神田氏
そうなんです。

三橋氏
それでも「インボイスに反対」する上で、かなり動画とか出られて配信されて、あと「取り下げ書」ね、Wordの「取り下げ書」とかワープ?されてって形で、まぁ「インボイス反対運動」の先頭に立ってらっしゃるように思えるんですけど、これ何で「インボイス反対運動」とか始められたんですか?

神田氏
いや、あの特に意識して「先頭を切ってる」っていう自覚はないんですけど、そうですね、なぜって、いやもう「なんとなく」ですね。
いや、もやもやっていう違和感はあったんですけども、で、まぁ色んな声を聞きながら「これはいかんな」と、

三橋氏
いかんな、と?

神田氏
いうことで、徐々にやっていったら反応も出てきて、で、今ここに座らせていただける、っていう感じですね。

三橋氏
「ストップ!インボイス」ということで、小泉さんたちが、まぁ個人事業主の方々がかなり頑張ってらっしゃると思うんですけど、
税理士さん、意外と(インボイス)賛成してる人、多いんですかね?

「税理士」が、インボイスを勧めている


神田氏
結構いると思いますけどね。

三橋氏
なんでだろう?

高家氏
えっ、どっちに賛成ですか?

三橋氏
税理士さんたちがインボイス)「導入」に。

高家氏
(税理士の方がインボイスに賛成してる)イメージあります、それ。

神田氏
そうですね、う〜ん、理由はハッキリとはわかんないんですけど、

三橋氏
わかんないから、やっちゃってる感じなんですかね?

神田氏
多分、わかってないんだと思います。

高家氏
税理士さんなのにですか?

神田氏
ええ。

高家氏
はぁ、

三橋氏
影響とかまでわかんないと思うよ、普通は。

(インボイス)反対してる人たち「明確な理由」があって反対してると思うんだけど、(インボイス)賛成してる人たちは「ふわふわ」っていう感じで、

高家氏
なんか「制度だし?」みたいな?

神田氏
「(インボイス)導入が決まってるから」みたいに思い込んじゃってるんですよ。
自分たちの手間が増えるんで、

三橋氏
(インボイス制度導入したら、税理士さんの手間は)絶対増えますよね、とんでもない増え方ですよね?

神田氏
「(インボイス)勘弁してくれ」と言いつつ、でも「決まってるから」みたいな感じだと思うんですよね、おそらく。

三橋氏
高家さん、まだ登録してませんよね?

高家氏
まだしてないです♡

三橋氏
‥うちの会社も♡

本当に「インボイスって結局何なのか?」っていうことを改めて理解していただいて、

みなさんもですね、経営者の方いらっしゃったら、ちょっと税理士さんと話してほしいですよね。
多分、「税理士さんが知らないんじゃないかな?」、弊害を。
という気がいたしますので、神田先生にお話伺いたいと思います。

それでは、よろしくお願いいたします。

「インボイス制度のやばさ」ですね。

『インボイス制度のやばさ』


神田氏ということで、「インボイス制度」の、簡単な仕組みについての話を簡単にお伝えしながら、「ヤバさ」についても話をしたいと思います。

「インボイス制度」ってじゃあひとことでいうと何か?っていうと『消費税が「登録番号制」になる』ということなんですね。

これ「消費税」の話なんですよ。
「所得税」とか「法人税」の話は関係なくて、「消費税だけ」が「登録番号制になる」という話なんですね。

で、「何で登録番号制になるか?」っていう話なんですけど、

「(インボイス)導入理由」なんですけれども、「複数税率において」っていうのがポイントになります。

高家氏
「複数税率」って何ですか?

神田氏
今、「8%」「10%」ってありますよね?

高家氏
ああー、はいはい。

神田氏
昔はあの、「1個」だけだったんです、税率

高家氏
うんうん。

神田氏
それがあの「複数税率」ってことで、2019年から。
「複数税率になったから、正確な(2つの)計算をする必要が出てきましたよ」ってことで、(インボイスにすれば)「税務調査もやりやすくなる」ってことで「登録番号制にする」っていうことなんですけれど、
一応、こういう導入理由がありまして、

「インボイス制度」の「メリット」「デメリット」について、まとめてみたいと思います。

高家氏
はい。

インボイスのメリットは我々にはない

神田氏
今ちょっと「税務調査がやりやすくなる」っていう話が出たんでね、

まず「メリット」なんですけど、
「税務調査がやりやすくなる」っていうメリット。
それから「消費税の取りこぼしがなくなりますよ」というメリット。
あと、この「インボイス制度」が導入されることによって「2480億円の税収が増える」ということなんです。
(今までより、国民から、2480億円徴収できるシステムとなる)

三橋氏
この「メリット」って、なんか「我々にとってのメリットが今のところ1個もない」(財務省側だけのメリット)んだけど‥!

神田氏
(苦笑)
まあ「メリット」を整理すると、こうなってしまうんですよね。そう。

まあ「取る側」としての(税金)これだけ(2480億円)増えるってことなんですよね。

先々の、「増税がやりやすくなる」というメリットもあります。
消費税率、たとえば「15%」「20%」に「しやすくなる」というメリットがあります。

あと、三橋さんがよくおっしゃってる「役人が出世する」というメリットだとか、あとは「システム会社(は)もうかりますよね?」っていうのがあります。
特に、こういうところ(デジタルインボイス推進協議会)ね。
あの、検索したら一覧が出てきますので、わかりますよね。っていう「メリット」があります。

三橋氏
(苦笑)‥はい。

神田氏
で、次。「デメリット」いきます。

デメリット 日本経済が ↓ のスパイラルに入る

まぁ「誰かの黒字は、誰かの赤字」なんで、「赤字になる企業」が(出てくるので)「デメリット」になります。
「事務負担が増えます」ね。
「事務負担が増える」となれば「事務コスト」も「増えてくる」ってことで、「税金のコスト」と、「事務コスト」が増えますんで、「企業の資金繰りが悪化してきます」と。

で、まぁそれらのコストが増えると、結局「値上げせざるをえない」わけですよね。
そうすると「物価上昇」につながっていく、と。
「個人消費が落ち込み、景気が悪くなってきます」ね、というデメリットがありますね。

で、これも結構問題。
「みんなが(インボイス)解ってない」、ふふ。
みんなが「理解不能」で、この「理解していない」まま、「勘違いした」まま、「取引」をやったり「経費処理」したりすると、「色んなトラブルが起きてくるんじゃないかな」ということがあります。

で、この下線部分ですね、「物価上昇」「増税準備」というところにちょっと着目していきたいと思います。

まず『物価上昇』というところですね。

物価上昇 → みんな影響を受ける

まず「物価上昇の影響を受けるのは誰?」ということなんですけど、あの「インボイス制度」って、「免税事業者」要は「売上 1,000万円以下の事業者」だけが影響を受けるんじゃないか、っていう印象があると思うんですけど、「物価が上昇」すれば、「免税事業者」に限らず、「課税事業者」だって、「サラリーマン」だって、まぁ「影響を受けるんですよ」ということですね。
ここちょっと押さえておきたいポイントですね。

「免税事業者だけじゃないんだよ」「課税事業者もサラリーマンも影響を受けますよ」ということですね。

インボイスも、15%20%増税も、「物価↑」

結局「セットで考えるのがポイントですよ」と、最近良く言ってるんですけど、
要は「インボイス制度」「15%20%の消費税アップの増税」ですね、これ、まセットで考えたほうが無難だぜということです。

ねぇ、まぁ今の与党の動きとか見ていたら「増税したくてしたくてしょうがない」みたいなところもあるし、
やっぱりその一番最初にも言った「複数税率」で、「消費税を計算する」上で、今現在は「帳簿方式」って言って、「帳簿」で書いてある金額で消費税を計算してるんですけど、

あの「複数税率」になると「それでは不十分だ」っていうんですね。もう原紙資料、その「請求書」とか「領収書」を基に計算するのが、まあ「いい」と。
その方が「適正に計算できる」ということで、ま「インボイス」って(本当は)「領収書」とか「請求書」のことを言うんですけど、後で詳しくいいますけど、

で、だから、イメージで言うと、「この(「15%20%」)ね「増税」という「家」を建てたいから、
(財務省は)「基礎部分」の「インボイス制度」をしっかりと(登録させたい)という」イメージがわかりやすいかなと思いますけどね。

今後、「複数税率」のまま「消費税増税」をする可能性が高い


三橋氏
今後、「消費税増税」する場合は「一本化」じゃなくて「複数税率のまま(増税する)」っていう可能性が高いっていうことですよね。増税される場合ね。

高家氏
ああ〜。

神田氏
ヨーロッパだと3種類4種類の税率、

三橋氏
そうですね。はい。

神田氏
消費税率(の種類が)あるんで、だから、まあマネしたいんでしょうね。
(財務省は消費税を)増やしていきたいんだと思うんですよ。

そのためには、「基礎部分」の「インボイス制度」「インボイス方式でやりたい」‥という、

三橋氏
それは全然思いつかなかった。言われてみたら「その通り」ですよ。

神田氏
ヨーロッパのマネしたいんですよね。
























続きはYouTubeで確認 🐾

https://youtu.be/tyeowpwFo6Q


後半は、「インボイスに登録してしまったけど「登録をキャンセルしたい」という人に向けての動画です。
※ 国税局の通知書に登録の「取り消し」を求める場合、「令和5年10月1日以降の手続き」となりますが、「取り下げ」の場合は 9月30日までに簡単にすぐに出来ます。
「取り消し」の手続きになってしまうと、基本的に2年間は取り消すことができなくなりますので、「取り下げ」が出来る今のうちに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?