デザインの原理原則〜文字を操る〜
ブルガリアンスクワットです。
デザインの原理原則〜文字を操る〜です。
「B」という文字があります。
何と何で作られてると思いますか?
それは、字形+情報(Bという情報)でできています。
字形よりも様々な情報の方が重要で、例えば、いろんなファッションブランドの文字の形と色は想像つく人がいると思います。
文字の形と色を見るだけで、それとわかるブランディングができます。
フォントが持つ主な情報です。
・字体(明朝・ゴシック・セリフ)
・ファミリー情報(ウェイト・イタリック)
・サイドペアリング(左右の時間・カーニング)
・リガチャー(合字)
・ペアカーニング(特定2文字間の字詰め)
情報量が多い=良質なフォントになり、そのフォントだけで強弱を付けたりできます。
「Noto Sans JP」というフォントは太さ(ウェイト)が6種類から選べ、情報量の多い文字になりますのでおすすめです。
良質なフォントを適切に組めば、優れたデザインが生まれます。
フォントの選び方
書体の分類
和文・欧文があります。
・和文をざっくり分けると、
明朝体:「ウロコ」という飾りがある。(習字の止めの三角形)
縦横の線幅に差がある
角ゴシック:線の太さが均等
丸ゴシック:線の太さが均等
線端や角を丸く処理
このような特徴があります。(各フォントは、ご自身で確認してください)
・欧文で主に使われるもので、日本ではあまり使わない。
セリフ体:「ウロコ」のような飾りがある。
サンセリフ体:線の太さが均等
スクリプト体:筆記体
イタリック:斜体
サンセリフ体はファッション業界で今流行っている書体で、グッチのロゴもこれになってるようです。
文字はしゃべる
3パターン、写真と一定の文章のフォントだけを変えます。
どちらが喋っているかパッと見で答えてください。
大体の人のイメージ
・明朝体:ほぼ100%おじいちゃん
・角ゴシック:どっちともとれる
・丸ゴシック:おばあちゃん
(日本人じゃないのはスルーしてください)
では、文章は同じですが写真を変えてみます。
先程の感じと違って男性に見えると思います。
今度は中性的なイメージに見えると思います。
何が言いたいかというと、年齢によってもフォントのイメージが変わってくるのです。
ビジネスでのフォントは何を使ったらいいのか?
・上司に報告書を提出するとき
・お客様に資料をお見せするとき
・請求書を作成するとき
見やすさの観点から、ゴシック体を使いましょう。
フォントの読みやすさの要因は3つあります。
・視認性:正しく確認・理解ができるかどうかの度合い
・可読性:読み取れる性質
読み取れる度合い
・判読性:文章の分かりやすさの度合い
これらを確認しながら文章を作ればとても見やすい文章が作れます。
フォントを入手するには、AdobeのTypekit(有料)やGoogle Fonts(無料)等(他にもたくさんあると思います)で入手してください。
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