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ブルガリアの航空機産業について調べています。調べた内容については、個人ウェブサイト( …

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ブルガリアの航空機産業について調べています。調べた内容については、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )にも掲載しています。

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ごあいさつ

 このnoteにおいては、筆者(らぢを)が個人的に研究している、ブルガリアの航空産業史に関する記事を掲載します。  ブルガリアの航空産業に関しては、日本語史料の欠如はもちろんのこと、英語史料に関しても非常に乏しいものしかなく、一般的には非常にマイナーな分野であるといえます。  しかし、ブルガリア本国や旧ソ連・ユーゴ圏では数こそ少ないもの史学的検証が行われており、本ページではそれら検証を基にした考察を行っていきます。  なお参考文献については、こちらのリンク先に掲載しておりま

    • ブルガリアの航空機メーカー その③ カプロニ・ブルガリア「KB」

      ※この記事は、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )に掲載した記事(https://pier3.penne.jp/bulavia/aflist1.html)を基に執筆したものです。 【カプロニ・ブルガリア社】 ブルガリア語: Капрони Български 1930年設立・1942年「国営航空機工場『DSF・カザンラク』」に改称・1950年代中ごろ閉鎖  ブルガリア中部のカザンラク市に設けられたメーカー

      • ブルガリア国営航空工廟「DAR」製の飛行機たち(全機体概説)

         こちらの記事は、ブルガリア国営航空工廟「DAR」で設計・製造された機体のリストです。DAR工廟初期のコピー生産機である「U-1」および「DAR-2」についても掲載しています。 DAR U-1初等練習機 ブルガリア語: ДАР У-1 製造: DAR ボジュリシュテ工廟 (1926)  1925年よりドイツ・D.W.C.社のC-Va型機(1916年初飛行の偵察機。第一次大戦においてドイツ・ブルガリアが使用し、戦後もポーランド、北欧、バルト三国などで使用。)をコピー生産した

        • ブルガリアの航空機メーカー その② 国営航空機工場「DSF・ロヴェチ」

          ※この記事は、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )に掲載した記事(https://pier3.penne.jp/bulavia/aflist1.html)を基に執筆したものです。 【国営航空機工場「DSF・ロヴェチ」】 ブルガリア語: Държавна самолетна фабрика (Ловеч) ※1950年代初頭に「第14工場」(Завод 14)に改称 1940年設立・1954年閉鎖  ブルガ

        • 固定された記事

          ブルガリアの航空機メーカー その① 国営航空機工廟「DAR」

          ※この記事は、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )に掲載した記事(https://pier3.penne.jp/bulavia/aflist1.html)を基に執筆したものです。 【国営航空機工廟「DAR」】 ブルガリア語: Държавна аеропланна работилница 1925年設立・1943年操業停止  ブルガリアの首都・ソフィア市の北東部に位置する街、ボジュリシュテに設けられたメー

          ブルガリアの航空機メーカー その① 国営航空機工廟「DAR」

          戦間期のブルガリア航空産業(1920~30年代)

          ※この記事は、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )に掲載した記事(https://pier3.penne.jp/bulavia/1-2.html)を転載したものです。なお転載にあたり、読みやすくするために一部改稿・画像の追加などを行っています。 国営航空機工廟「DAR」製の航空機たち 第一次大戦後、ブルガリアにおける航空機生産の歴史は、既存の機体のコピー生産から幕を開けた。  1925年7月、ブルガリア政府

          戦間期のブルガリア航空産業(1920~30年代)

          ブルガリア航空産業前史(バルカン戦争~第一次大戦期)

          ※この記事は、個人ウェブサイト( https://pier3.penne.jp/bulavia/top.html )に掲載した記事(https://pier3.penne.jp/bulavia/1-1.html)を転載したものです。なお転載にあたり、読みやすくするために一部改稿・画像の追加などを行っています。 1. 初飛行へのみちのり  1892年、ブルガリア中部の街・プロヴディヴで開かれた世界博覧会は、多くのブルガリア人に空へのあこがれを抱かせた。熱気球「ラ・フランス」

          ブルガリア航空産業前史(バルカン戦争~第一次大戦期)