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合意を手放していくこと〜オンライン学習での気づき③〜

オンライン学習を始めて1週間。

今回は、オンライン学習の土台をスタッフがつくっていくときの気づきと、低学年集会の気づきをシェア。

・オンライン学習の土台づくりをする際、スタッフは、今までとは違う決め方をした。
それは、全体の合意をとって進めていくのではなく、各クラスごと(低学年・高学年・中学部)で判断して形作っていくこと。

そっちの方が早いし、それぞれの発達段階に合わせて、手段は異なるだろうから、全体での合意を大切にしすぎなくて良いだろうという判断。
それぞれ試行錯誤していることが違うから、組織全体として試行錯誤の量が増えていると思う。これといった形が見つかってない状態だったからこそ、この判断で良かったんじゃないかなぁと思う。

以前にティール組織についての学習会を学園でしたが、その影響が良い感じに出ていると思う。
決定権が、どんどんそれぞれの現場に近くなっている。
課題としては、情報の透明化。合意の場に出さないものも増えた分、届いてない情報も。
リモートワークのしやすさ的にも、その辺の環境はもう少し整えていきたいところ。
(メールからチャットツールへ移行するのも今かなぁ)

・低学年集会
議題はboxというクラウドサービスのWordに入れてもらうことにしている。
オンライン慣れてないから議題とか出ないかなぁと思っていたが、「zoomのミュートのこと」という議題を入れてくれている人がいた。

内容としては「ことばかずでzoomに繋いでいると、ミュートせずにうるさい人がいて困っている」という話。

そのとき、回線がめちゃくちゃ悪かったのもあり、基本全員ビデオ停止、ミュートで、司会とスタッフだけビデオとミュート解除という形で進めた。意見ある人はミュートのままビデオを開始して、配っている黄色い札をあげ、司会がその人を指名したらミュート解除して話すというやり方。

リアルではこどもたちで議事録やホワイトボードを書いていたけど、オンラインではスタッフが議事録をとることにした。また、その議事録は常に画面共有してしまうと、司会が指名しにくかったり、みんなで話している雰囲気が出にくいため、必要なときのみ議事録を参考にすることに。

話としては以下のようなのが出た。

「ことばかずのときは基本ミュートにしたらいいと思う」
「ミュートにしたくないっていう人はいるの?」
ミュートで良い人は○の札、ミュートが嫌な人は×の札をあげる(やっぱり○×□の札は便利!)
「自分が話したいときに話したいから、いちいちミュートのボタン押すのがめんどくさい」
「音が気になるなら、zoomに繋がなかったらいいんじゃない?」
など。

思っていた以上に話ができたなぁという感じ。
もちろん、聞いている人がどう聞いていたのかは見えない部分だけど、いつもの低学年集会と同じ空気感を自分は感じた。

オンラインでもこういう場を通して自分も人も大切にするという感覚に繋がっていくのかもなぁと思った。

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