デザイナーはパッションの通訳だってハナシ

これまで福祉寄りのオハナシをメインに書いてきましたが、ビルドはデザインとイラストをメイン作業にしたB型事業所です。

しゃちょーはバリバリのグラフィックデザイナー。ホリくんとちーちゃんもイラストレーター。私だけ福祉の人です。

ところで、遅ればせながらビルドのパンフレットを作っているところなのですが…

自社のPRって一番難しいんですよね……

伝えたいことが多すぎて、一歩引いて見れない。

ほんとは自社のものほど第三者に作ってもらうべきなのです。

なぜなら

本人はパッションしかないから。

でも、ナマの感情は伝わりづらい。

パッションだけではわかってもらえない。

デザインは「伝えること」であり「人を動かすこと」だから、伝わらないと意味が無いのです。

デザイナーのお仕事は、クライアントのパッションをユーザーに届けるために伝わる言葉(媒体)に通訳すること。

すごく以前にしゃちょーが指導で使っていたコトバです。

はい、パッションを通訳しきれていない(笑)

これまでの経験で、何度も何度も自社のパンフレットを用意してきていますが、毎回難航します。

以前の職場では、スタッフ全員でコンペしてみたりブレストしてみたりしたこともありました。

まあ、まとまらないまとまらない。

みんな想いが熱すぎる。伝えたいことが多すぎる。そのバランスを見て、取捨選択するのがディレクターのお仕事だというのに。

今回はクライアントもディレクションも同一人物ですからね。

難しいんです。

とはいえ、「やりたいとは思ってるんだよね~」と鼻をほじっているわけにはいきません。正直、パンフは可及的速やかにモノにしないといけないのです。

これだけネットが発達している現代において、福祉業界は紙至上主義!まだまだFAXが現役の業界です。

お世話になった皆様へのご挨拶のためにもパンフレットをお送りしたい……っ。

日々、しゃちょーをせっついている中の人なのでした。

パッションの通訳。

難しいです。

#私の仕事 #デザイン #障害者福祉 #デザイナー

いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。