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読むと胃が痛くなると話題のマンガのハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。

個人的な趣味の話で申し訳ないですけれどドラマ好きの秋田が2022秋クールでひそかに楽しみにしていたドラマが「チェイサーゲーム」でした。
こちらのドラマはマンガ原作の実写化で、きのう9/8に第1話が放送されました。

原作は実際にゲーム制作会社のサイバーコネクトツーが制作しています。登場人物も、実際に働かれている従業員の方がモデルになっているとか……。
放送前から「読むと胃が痛くなるマンガ」とゲーム制作関係者から話題だったという話を聞き、どのくらいリアルなのか?と、楽しみにしていました。

撮影は実際にサイバーコネクトツー東京スタジオが使われているそうです。放送後に原作の1話を読んでみたら「マンガそのままだ!」となって、妙に感動してしまいました。

ビルドは、代表はじめ、これまで働いてきたスタッフもゲーム制作関係の仕事を経験してきた人が多かったので、なんとなく…

ああ、あの人はこんな感じで働いていたのかなあ。
この仕組みは苦労しそうだな。
うんうん、これは大変だわ。

など、謎の感慨とともに1話を見てしまいました。

昔、「ガントチャートは(私にとって)無意味です」って言われたことを思い出したり(笑)。

原作もドラマも、ざっくり業界の仕組みの紹介もしていて、「働くのはこんな人、収入はこれくらい」なんてさくっと出てきたのでとっても興味深かったです。

ビルドはイラストの作業をしているし、ゲームをするのが好きな利用者さんも多くて「将来ゲーム会社で働きたい」と希望している方もいらっしゃいます。
じゃあ、具体的にどんな仕事?どのポジションで働くことを想定している?といったことをイメージすることは難しいことです。
今回のチェイサーゲームは、一般的なお仕事ドラマのようなドラマチックな(ちょっとあり得ない)展開ではなくて、かなりリアルな内容のように思います。
働くの嫌になっちゃうかもしれないけれど(笑)、ゲーム業界で働きたい利用者さんたちにもぜひ見てみてもらいたいなと思ったのでnoteで紹介してみました。


ここからは、読んでも読まなくてもいいドラマ感想文です。(軽く #ネタバレ

チェイサーゲーム第1話のタイトルは「助けてと言えないクリエイターはダメなんだよ」

主人公の新堂龍也は、同期より少し遅れてプレイングマネージャーに昇格したグラフィックデザイナーですが、彼の仕事の進め方は「夜やれば」「土日にやれば」とパワーで押し通してギリギリ間に合わせるタイプです。
そしてそれはマネジメントするポジションに立っても同じ。
結果的には、そんな彼の仕事スタイルがトラブルを招き、マフィアのボスみたいな社長から「助けてと言えないクリエイターはダメなんだよ」と言われてしまうわけです。
本来必要だったのは「終わらないかもしれないという報告」であり、前週金曜日の時点での「土日でやればなんとかなる」、翌週火曜夜に「今夜がんばる」と、事実を隠して無理をするという"うそをつくこと"ではなかった、と学ぶ回でした。
龍也が日ごろから、進捗報告で嘘をつかず、詰んでいるときに先輩や上司に相談できるタイプなら、早い時点で上司に相談できたし最終的に上司に他のチームに頭下げてまわらせることも起きなかったのです。自分さえがんばれば、というパワー押し通す主義で、結果的に人に迷惑をかけてしまいました。(まあ、できればそういった部分を教育できるとよかったのかもしれないですけど)

この、普段からの仕事スタイルがマネジメントにも反映される感じ
日頃の支援にも思い当たる節があります。
無意識に染みついた自分の仕事観、価値観のようなものを利用者さんに押し付けていないか、振り返る必要がありますね。

たとえば、
自分が休憩を取るのが苦手なタイプだとすると、利用者さんへの休憩の声かけそしそびれてしまうというようなことです。

助けてと言えないクリエイターはダメなんだよ

壁に貼っておきたい一言です。

配信で見れると思うので、気になる方はぜひ。

これを読んで、劇中のような上田さんが実在しないことがわかって安心しました(笑)。
現実には、あのタイプが20年も会社にいられない気がする……。

ゲーミングチェアに座って、困った表情の女の人のイラスト
おてあげ

今日のイラストは利用者のYOUさん(仮名)の、「お手上げ」をテーマにしたイラストです。
ちょうどゲーミングチェアに座ってるな、と思って使わせてもらいました。

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