活動して13年が経ちました⑤
こんにちは。PTOTの寺子屋HANDS-ON https://www.ptot-terakoya.com/ 代表の市川悠です。
前回のあらすじ
スポーツクラブでパーソナルトレーナーのオーディションを受けたRさんと私は、収入面でそれなりの成功を収めることが出来ました。
好調な売り上げをみた店舗の支配人(マネージャーのこと)からパーソナルトレーニング部門を立ち上げるように打診され、それを受けることにしました。
まずは理学療法士を集めようと近隣の整形外科に所属している理学療法士に声をかけました。
すると、その時の待遇低下を危惧する風潮が後押したのか、1カ月以内に5人の理学療法士を集めることが出来きたのです。
わかってしまった理学療法士の市場価値
集まった5人は全員が10年目以上の経験者でした。結論から言うと彼らは全く売り上げを上げる事が出来ませんでした。
『あの内容で8000円は高い』
クラブ内ではそんな声が聞かれていました。
当時、私が1日に平均で5~6セッション担当していました。そのうちスポーツクラブには場所代として、その3割を渡す契約であったので1日の収入は・・
8000円×5セッション=40000円
40000×0.7=28000円
対して10年目以上の経験を持ったPT,彼らは1日の平均が0~2セッション程度だったのです。
そうなると2セッションできたとしても・・
彼らの日給は1万円程度です。
『これなら非常勤でどこかに務めたほうがいいや』
彼らは皆、そう言って辞めていきました。
普通に病院に10年務めた理学療法士。
スポーツクラブでの価値は日給で1万円以下のものでした。
それに対してRさんと私は当時5年目です。売れなかった彼らと自分たちの違いは一体なんだったのか?
開業セミナーで中村さんの言っていた言葉が思い出されます。
リハビリで鍛えた技術が通用しない
なぜ、通用しなかったのか??
そんな事を考えている間もなく、私たち2人の立場が悪い方向へ、舵を切られていったのでした。
つづく
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?