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Climb Every Mountain

先日、夫と登山をした。

私は運動が大の苦手なのだが、ハイキングはそこまで嫌いではない。子どもの頃はよく家族で山や川やキャンプ場へ行った。雪山に登ったこともある。
夫は自然の多いところで生まれ育った人なので、山歩きはお手の物というところだ。

今回訪れた登山コースは、雑誌には初心者向けと書いていたけれど、山頂付近には険しい岩肌を進むエリアもあり、のろまな私には正直かなりハードだった。
木の根っこに足を取られ尻餅をつき、よっこいしょと起き上がる間に、どう考えても70代以上に見えるお年寄りのグループがてくてくと追い越していくのである!最近のジジババは元気だなぁとか思ってる場合ではない。情けないにも程がある。

夫も最初は私を気遣ってゆっくり歩いてくれていたが、あまりのチンタラ加減に業を煮やし、途中から若干ペースを上げていた。

後半、膝が笑い出してつらくなってきた時に、私の脳内では映画『サウンド・オブ・ミュージック』の「すべての山に登れ」が流れていた。ナチスの侵略から逃れスイスに亡命するため、国境の山を越えたトラップ一家も、さぞつらかったろうに…などと、つらさのレベルが違いすぎる謎の同情を抱いていた。

9時過ぎから登り始め、下山した時は13時をまわっていた。
夫としては、もっと短時間で行って帰ってくるつもりだったらしい。「運動音痴なのは知ってたが、そんなに体力が無かったのか…」と呆れた口調で述べた。

今年30歳を迎え、健康診断でひっかかったり、色々身体にぼろが出てきた。
ガチガチに鍛え上げるには手遅れかもしれないが、ほどよく健康体で暮らしていくために、やはり適度な運動は必要だなと考えさせられる登山だった。
エスカレーターではなく階段を使うことから始めなければ…。

#夫婦
#登山
#ハイキング
#運動音痴

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