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モヤッとボール1億個

はじめまして。はたまたウェルカムバック!
こちらのノートに来てくださりありがとうございます。

マルコポーロといいます。

このノートでは、ひょんなことから転職を決意した、
ふつうの、ごくふつうの。どこにでもいるOLの自分回顧録という名の、日本全国のすべての新入社員へ捧げる備忘録です。

前回から引き続き、日本全国のすべての新入社員のみなさんが忙しい日々の中でくすっと笑い、心が穏やかになる備忘録を書いていきたいと思います。
それでは行ってみよう~~~!!(パフパフ~~~!)


総本山という場所

バトルへの入り口。

2週間に及ぶ新入社員研修は、新入社員が誰1人コロナ発症者も出ず、私もなんとかパシリ専門業者として走り回りながらも乗り切りました(笑)

そんな新入社員全員が配属地へ着任し、ほっと一息ついた4月の終わり。
新入社員研修の振り返りと改善案の発表が研修参加チームで行われる、ということで先輩から命を受け、今まで感じていた疑問点や改善点案をまとめ、資料を作成。

後日、その資料を会議に通すと、配置チームの上司と私と華麗なるこんなバトルが繰り広げられました。(笑)

私がやってることは間違いなのか。

「ということで、まず配属理由の開示についてです。これは新入社員研修後のアンケートでも改善してほしいことのトップ3に入っています。この改善案についてご教示いただけないでしょうか?」
【マルコさんの改善案、変えられないと思うよ。異動理由とかさ、言えないし。】
「では、言えない理由はなんですか?」
【……………いや………………】
「配属された場所ではどんな事を求められているのか、自分の何を見て評価され、なぜそこに配属されたのか、異動する人間はそこが知りたいと思いますし、それが異動後のモチベーションにも繋がると思います。
確かに、人数配分で配置しているケースも多かれ少なかれあると思います。しかし、そこにもその方が配属された理由が何か一つでも理由があるはずです。それは開示していただくことはできないのでしょうか?もしできるのであれば、まずは来年の新入社員からやってみて、反応を確認して、開示することでメリットが多いということになれば段階的に広げていくようなステップを踏んでいくのはどうでしょうか?開示作業で起こる事務作業に関しては私が業務を引き継ぎます。新入社員は毎年70名近いですし、通知書の作成方法や理由も教えていただければこちらでやっていけr」
【言える配属理由はあるよ】
「え?」
【それはさ、ない事ないよ。一応色んなことみて配置してるし。まあ、新入社員はさ、マルコさんがやれば?あ、でも、メリットないと思うけど。あったとしてもさ、新入社員以外は僕が毎年何十人もでる異動者に通知書作成するの?大変だよ〜〜】
「………💢💢💢」

メリットないとか決めつけんなよ!!!!!!
はぁぁぁぁぁあん?????っていう顔になるほど、わたしは耳を疑いました。

え、それってメリットあっても異動人数多くて通知書作成するの、業務が増えるからやりたくないって事だよね?ていうか、それ開示しない理由になる?
そもそも、それ、あなたの仕事の一部じゃないの?

私の心の声

バトル敗退

結論から言うと、私はこのバトルに負けました。
バトル、と言っていいのか分かりませんが(笑)この提案は全くもって諸刃の剣、日本刀でスパーンと切られました。
ただ、切られてもなお、心のモヤットボールは手に握ったままでした。

確かに人事配置チームも人が少ない。でも業務が大変なのはみんな一緒。だから、今後メリットあればやってみませんか?と。もしメリットがあれば、長年の異動開示問題も人事部への不満も解消するし、事務作業のやり方がわかれば、上司の仕事が増えるから人事内で他の人にやり方を教えれば仕事は分担できるのに。

人事部は全社員の育成やキャリアを支援する事で、その人の能力が会社の中でより生せるようにする事ができていないのならば、それを解決するために今やっていることが社員のために正しいことなのか、他にも工夫をしながら業務を遂行していく部門じゃないの?

 課題のひとつである、異動理由の開示がされていないことが少しでも解決する事で、異動後もその場所でみんながモチベーションを保ちながら気持ちよく働いてくれたら…そんな思いを抱いていた私は間違いなの?

モヤモヤが止まりませんでした。

これって服の断捨離と同じだと思うんです。
その時は大変ですよね。時間かかるし、思い切りも必要だし。でも、その時に必要なものといらないものに分けた後の生活はスッキリと、より暮らしやすいものになる。

私はそうやって、仕事のやり方やアプローチ方法を工夫しながら会社や部署、取引先が抱える本質的な問題が少しでも解決するために、みんなで考えながら協力しながら柔軟にかつ効率的に業務を遂行していくとこが大切だ、と今まで先輩や上司に教えられてきました

私がやってることや言っていることは今まで間違いだったのか。郷に入れば郷に従え、ということなのか。

会議中、どうしようもなくやるせない思いでいっぱいでした。

魂を売った人たち。

そんな華麗なるバトルを繰り広げた会議が終わり、私がお手洗いにいたときのこと。
外からこんな声が聞こえてきました。

【マルコさんって東京からきた子ですよね?私ついていけないかも(笑)】
【分かる(笑)今まで通りでいいのにさあ、仕事増えるわ。】

なんだよ、それ。なんか、もう。なんだ、この組織。

私の心の声

今思えば、これが転職を決意する、私の心のほころびを広げる最初のひと針なったのかもしれません

みんな本社に魂を売っている。

漠然と、そう思いました。

ああ、わたし、ここでやっていくには、色んなこと押し殺していかないといけないのかな。

ああ、わたしも、いつかこういうふうになっちゃうのかな。

……………嫌だな。そんな自分、嫌だな。

そうなったら、自分も、会社も嫌いになりそうだなあ。

心のほころびは、この頃から、粛々と、静かに、
まるでそこに前からあったかのように、広がっていきました。

終わりに

おっとおっと!なんということでしょう〜〜

私が転職を決意した原因とも言える事実をお伝えしました。

次回は、そんな私のモヤモヤを解消してくれた、否、
背中を押してくれた人達との再会が待っています。

次回も長くなるなぁ、、まあ、回顧録だし!!笑
許してください(笑)

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