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本当に勝とうと思って戦っていますか

・ニュースが自民党総裁選一色になり、今日は簡易総裁選に決まった、というニュースが流れている。全国の党員・党友投票ではなく、各地方の代表だけが投票する簡易投票。自民党の若手議員が党員投票の実施を求める150名以上の署名を持って訴えたけれど、結局党幹部が簡易投票で押し切った、と伝えていた。

・ここで思うのは2つ。
1つは、ポジションが上の人が自分の都合で物事を進めるのよね、ということ。そしてもう1つは、署名を持って行った若手議員は、全国投票を実施することでどんな結果を望んでいたのか、ということ。このままいくと次期総裁は菅氏に決まりそう。それが嫌だということなら、自分の一票を別の人に投じれば良い。自分は菅氏に投票するけど、自民党として全国投票をしないのは見栄えが悪い、ということでも、自分の意向が叶う党運営をめざす人に投票すれば良い。自分は派閥の意向に従うけど、結果は他になれば良いなと思っているのであれば、それはやることが違う。実際にどのような気持ちで動いているのかはわからないけれど、こういうことってよくあるように思う。

・自分は動きたくないけれど、結果は手に入れたい。でもそんなことはきっと叶わない。それは無責任でしかないし、自分が動くことでしか、望む結果は手に入らない。

・私は社会人になるまで、社会を無責任なものだと思っていた。会社で掲げている目標は、ただ体裁を保つために掲げているだけで、実際に達成しようとしている人などいないと思っていた。自分はどうしてそう思っていたんだろうとたまに考えるのだけど、ニュースを通してみる政治や社会から無責任を感じていたからなのかもしれない。でも実際には、目標を本当に達成しようとしている人がいて、だからお金を稼いだり暮らせたりしている。お金も達成の嬉しさも、無責任とは対極にある。

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