お金やものがあれば幸せ?
人間の営みは無から有への努力といわれる。
政治も経済も科学も医学もみなそう。
戦後の日本は何もないところから復興をとげた。
お金、ものが無い時代から物が有り余る時代。
では、幸せになったか。
自殺者はなくなるどころか、急増している。
年間2万人以上。
自殺だけでなく不登校、引きこもり、精神的病や異常犯罪も増えている。
医学の進歩により平均寿命は100年前の2倍近くになった。
長生きすることによって、老人ホームにいれられたり、
余計に苦しんでいる人が増えている。
20世紀は物質文明が進歩しても、幸せになれないということを証明した世紀だともいわれる。
これを有無同然といわれる。
中学校の漢字ドリルなどで出てきた四字熟語
有っても無くても同じく然り
苦しみ悩み不安憂いは変わらない
お金、財産、名誉、地位、恋人、マイホームがあれば幸せになれると思っている。
年始に初詣
「今年こそは、大学合格、商売繁盛、よいご縁に恵まれますように」
それが、幸せと思っている。
一年かけて求めるべきものはお金、財産、地位、名誉
しかし、有っても無くても苦しみ不安はかわらない。
有無同然である。
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