ころぽん

ころぽんです。仏教を勉強しています。学んだことを分かりやすく解説します。

ころぽん

ころぽんです。仏教を勉強しています。学んだことを分かりやすく解説します。

最近の記事

人生の旅の誰も気づいていない変な話

人生は旅のようなもの。 だけど目的地は分からない。 どこがゴールかわからないのにとりあえずとりあえずで生きている。 ゴールなしで走ったら、走り倒れになってしまう。 「迷走してもどこかにつくと思うのですが・・・」という人がある。 ここに願望を感じるわけです。 しかし、私たちの行き着く先は死なんです。 みんな死んでいきます。 ここで思い出すのがチッソの魚の話。 海洋汚染のために漁師の人たちが迷惑した。 漁師がとった魚は全部チッソが買ってくれる。 魚を買ってどうするかというと

    • 出る杭は打たれる

      一般に「出る杭は打たれる」という。 ある東大出身の人が会社に就職して、 あなたはどこの大学なのと聞かれる。 「東大」といった瞬間に顔の表情がかわる。 「へーそうなんだ。すごいねー」 ところがその人のいないところで 「あいつ東大だって、わかるわかる、変だもん」 「絶対、オウム、原理だよ。精神世界が破壊されてるもん」 とか周りの人に言っている。 これをビックカメラでかった盗聴マイクでキャッチした。 こうなるとこの二重人格者めと思う。 立派とか真面目とか目立つとかこういう人

      • 幸せは比較しないと分からない

        幸せは幸福ともいう。 「福」という字は衣食住をあらわす。 この衣食住が欠け目ない状態を福という。 反対にこういう食べるものがない着るものがないとなると不幸な状態。 幸せという字は手錠の象形文字である。 手錠をかけられて幸せというのは変態。 幸せの文字の由来は 昔、中国の北方民族たちは戦いに敗れたら殺されて当然だった。 ところが手錠にはめられるということは殺されておらずに捕虜になった。 自分は殺されるよりもまだましということで 他の人に比べたら幸せということ。 たとえば

        • 人生の最終的な目的は何?

          昔、ニーチェは目的があればどんな困難も乗り越えられるといっている。 リンカーンは、Thereisawill、thereisaway. 知的生き方文庫というような本がたくさん出ているが、 そういう本には人間というものは目的がはっきり定まると、 半分は達成したも同然だと訳しているものもある。 人生の目的は、小目標とは違うということを知っておいてもらいたいね。 大学に入るというのは人生の小目標。 東大の卒業生に聞くと東大は「通過点」だったというように答える。 野村證券に就職

          『七つの習慣』2つ目と3つ目

          大ベストセラー、スティーブン・コビーの書いた『七つの習慣』という本がある。 30ヶ国に翻訳され、1500万部も売れたという超ベストセラー。 これは、世の中の成功者を徹底的に研究して、それらの人には七つの習慣がある、 という事が書いてある。 その2つ目の習慣は 「目的をハッキリさせてから、ものを始めよ」 目的を定めずにやり始めたら絶対失敗するぞ。 成功者は必ず目的をしっかりと確認する。 失敗者は目的をしっかり考えず、まず手始めにやりたいことをやる。 これで失敗する。 「やり

          『七つの習慣』2つ目と3つ目

          人生最後の後悔とは?

          ビートたけしはこう書いている。 「死というものの凄さ、自分の人生振り返って 何をしたとか、何をしてないとか、全然関係ない ビタ一文かすんない」 これはどんな心境なのか、飛行機に喩えてみると 生まれたときが飛び立った飛行機。 快適な空の旅、過ごし方はいろいろ。 どんな雑誌を持って座るか? 座席にもテレビ付き、映画、ゲーム、音楽、ニュースなどが選べる。 ゲームを開いてびっくり。 麻雀、ゴルフ、スーパーマリオ、ストリートファイター 機内食の時間、魚料理、肉料理、どちらにしま

          人生最後の後悔とは?

          アンパンマンのマーチ

          アンパンマンのマーチに非常に考えさせられることが歌われている。 「なんのために生まれて  なにをして生きるのか  こたえられないなんて  そんなのはいやだ!」 なんのために生まれてなにをして生きるのかというのは 本当の生きる意味は何かということ。 言葉をかえれば生きる目的は何か。 目的は必ず必要。 例えば時計やコップは目的を果たせなかったら捨てられる。 用なしになったお父さんも捨てられる。 人生に目的がなかったら人間失格になってしまう。 では人生の目的は何かというと

          アンパンマンのマーチ

          自殺する理由

          世の中には、生まれて来て良かったと思えない人が多い。 生まれてこなければよかったという反出生主義というものまである。 しかし反出生主義の人は、人に子供を産むなというけど、自分は自殺しないのでまだ生ぬるい。 もっとすごい人は生きていても楽しいということはないということで、自殺してしまう人もいる。 大学別に自殺者の数をランキングした場合、 東大は高いランキングにある。 東大を卒業して、大蔵官僚になって、自殺してしまった人だけで6人いる。 もったいない。 何の為に勉強していた

          自殺する理由

          人生の先を読む

          あなたは将棋をさしたことありますか? 私の知っている人に将棋の名人がいますが、 その棋士に聞きますと、他の人が読めないような先まで読める人、 何十手先まで読める人が 将棋の名人になれるという。 素人なら一手先も読めない。 その人がどのくらい智慧があるかということは その人がどれだけ先が読めるか ということになる。 もし将棋なら、相手の王将を取ったときに勝負が決まる。 たとえば、私とあなたが将棋をする。 「私は飛車も取った、桂馬もとった、金もとった。 お前なんか私の王将

          人生の先を読む

          諸行無常の対策

          諸行無常というのは、この世のすべてのものが続かないということ。 自分と関係のない世の中や現象が続かなくてもかまいません。 問題なのは、自分の大切にしているものも続かない。 自分の好きな人も別れていかなければならない。 さらに自分のお肌も続かない。 それどころか自分の命も続かない。 やがて必ず滅んでいくなら、どこかに変わらない、 崩れないものはないかと求める気持ちが強くなる。 中国の故事成語に居安思危というのがあります。 安きに居りて危うきを思うということです。 この後に、

          諸行無常の対策

          なぜあゆが多くの人に支持されたか

          かつてなぜあゆが多くの人に支持されたのか。 あゆの歌には、 一貫して孤独感、寂しさが歌われていると。 分かってもらいたいのにわかってもらえない。 ここにいて良いのか分からず、 「居場所がなかった」 さがしたけれど 「見つからなかった」 自分というのはがらくたのようで、 いてもいなくても一緒だと。 結局、友達や恋人がいても、分かってもらうことのできない、 寂しいひとりぼっちの心を、 人混みの中で時折感じてしまう人が多いようです。 だから、そんな渇いた心を潤してくれる何かが欲

          なぜあゆが多くの人に支持されたか

          人間は苦しむ為に生まれてきた?

          夏目漱石は晩年に妻にあてた手紙の中に 「人間とは苦しむために生きているのかもしれない」 としみじみと述懐したところがある。 それはなぜか、幸せをつかんでもつかんでも離れていくから、 だから苦しむ為に生まれてきた。 もし色あせてしまう幸せしかないならば、 楽しんだだけ苦しむ、幸せになっただけ苦しむ。 楽しかった分だけひどい勢いで落ちていく。 そう思うと幸せは色あせていくという事実が変わらないとなると、 人間は苦しむために生きているということになってしまう。 漱石は妻に

          人間は苦しむ為に生まれてきた?

          浜崎あゆみ「頂点にたどり着いた今の心境は『無』」

          以前「日経エンタテイメント」に 浜崎あゆみのインタビューが出ていました。 表題には大きな文字で、 「頂点にたどり着いた今の心境は『無』」 とありました。 ちなみに、浜崎あゆみは、 シングル21枚、 オリジナルアルバム3枚、 リミックスアルバム8枚を発売し、 そのトータルセールスは2026万枚。 アーチスト別のトータルセールスでは18位ですが、 一年あたりにすると675万枚/年でダントツの1位になります。 以下、インタビューの抜粋です。 浜崎(前略)……。 でも、みんな

          浜崎あゆみ「頂点にたどり着いた今の心境は『無』」

          アンパンマンと太宰治

          アンパンマンが尊いことを言っています。 作詞:やなせたかし作曲:三木たかし編曲:大谷和夫 そうだうれしいんだ 生きるよろこび たとえ胸の傷がいたんでも なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ! 今を生きることで 熱いこころ燃える だからあなたはいくんだ ほほえんで そうだうれしいんだ 生きるよろこび たとえ胸の傷がいたんでも ああアンパンマン やさしいあなたは いけ!みんなの夢まもるため なにがあなたのしあわせ なにをしてよ

          アンパンマンと太宰治

          仏教に説かれる7つの自惚れ

          うぬぼれ。 自分に惚れてる。 アバタもエクボ。 最初は惚れはじめのときはアバタもエクボ。 惚れてるとその人の欠点が見えない。 本来自分に惚れてますから、 自分の欠点も自分の長所みたいに思っている。 仏典の中にはうぬぼれを慢という。 七慢といわれている。 1.慢 2.過慢 3.慢過慢 4.我慢 5.増上慢 6.卑下慢 7.邪慢 1.慢というのは、自分よりも劣っているものにたいしてうぬぼれをおこす。 自分は80点友人は60点。 あいつ60点か!という見下すうぬぼれ。 2

          仏教に説かれる7つの自惚れ

          他人の評価はその人の都合

          他人の評価は他人の目に映った自分のすがた。 「あの人はこうだよね」とか自分のことを人が評価をする。 これが他人という鏡。 これは自分のすがたを正しく映すだろうか? 他人の評価にはその人の都合というのが入る。 商売仲間で持ちつ持たれつなら、 私のことをいいように思うだろうし、 商売敵なら私を悪く思うだろう。 都合なしに人間を評価するのはむずかしい。 極端なことをいうと、家で主人がテレビを見ているときに強盗がやってきた。 たちまちしばられて包丁をつきつけられた。 一人の警察

          他人の評価はその人の都合