仏教について考えるようになったきっかけ

 はじめまして。まうです。初めての投稿ですが今回は私が仏教について考えるようになったきっかけについて書きたいと思います。

 仏教について考えるようになったきっかけは私が自身の生死を考えていたことに起因しています。

 小学校低学年のある夜でした。私は急に死ぬことが怖くなったのです。近親者の誰かが亡くなったわけでもなく、とても悲しいことがあったわけでもなく、原因不明に、唐突に、その恐怖は襲ってきました。

 どうしようもない恐怖に深夜に泣きながら私はリビングに向かいました。偶然起きていた両親は驚いてやさしく接してくれました。泣いている理由を知った父親に「パパ達のほうが早く死ぬんだから大丈夫だよ」といわれ、なぜか妙にその言葉に安心してその日は眠りにつけたことを覚えています。

 しかし、その日からつい最近まで幾度となくその恐怖に唐突に襲われ、死というものに震える人生を私は生きてきました。死ぬということは何なのであろう。死んだらどこへ行くのだろう。私という人格はどうなるのであろう。この恐怖からどうしたら解放されるのだろうかと。

 死ぬことについて真剣に考えていた私はまたもや大きなきっかけなしに、ある日、突然に、ある考え方にたどり着いたのです。

 私は生まれて、生きている。もし自分が死んだ後に私がもう一度生まれて、生きる可能性をだれが否定できるのだろうか。簡単に言えば前世の記憶を持った自分が生まれる可能性は誰にも否定できないのではと考えたのです。

 この考え方は仏教の輪廻転生にとても近いのではないかと感じました。今まで仏教について何も考えることはなかったのですが、この考え方に自分が納得してたどり着いたことによって似た考えを持つ仏教に興味がわいたのです。

 死について、自分なりに考えたことによって、私は近しい価値観を持つ仏教について考えて学んでみようと思ったのです。

 もし、私がもっと早く輪廻転生について深く考えるきっかけがあればこんなにも長い間、死の恐怖に苦しむことはなかったかもしれません。今後、仏教を学び、発信することによって、誰かの恐怖や苦しみから少しでも早く解放されるきっかけになれば幸いです。

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