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「人生の目標」と「人生の目的」は違う。

「人生の目標」と「人生の目的」は言葉が似ているけれども、意味は違っています。具体的な目標と人生の目的とはちがう問題です。

疑問

「人生の目標」は、人それぞれ違います。

・希望の大学に合格すること。
・安定した職業につくこと。
・自分の能力に向いた仕事で活躍すること。
・理想の恋人を獲得すること。
・四十歳までに自分の家を建てること。
・外国語やパソコンをマスターすること。
・スポーツに熱中して国際的な大会に出場すること。
・芸能界にはいって有名になること。
・行政府や立法府で国の経営に参画すること。
・アルマーニのスーツをビシッと着こなすこと。
・介護や福祉の仕事について働くこと。
・大金持ちになること。
・幸せな家庭を築くこと。
・病気を克服して健康をとりもどすこと。

そのほか、どんな「生き方」が良いかということは、百人百様、人の数だけ、あります。そうやって「生き方」を考える中で、その人なりの「目標」や「夢」をもっています。

具体的な目標は、達成すれば喜びは色あせ、また次の目標を求めるいわば、人生の通過点です。

しかし、人生は、限りがあります。いつまでも生きておれるならば、その時その時、とりあえず今はこれを目指す、というものに全力を尽くせばよいですが、それで本当に後悔のない人生になるのでしょうか?


今、本当になさねばならないことは?

日本人で初めてノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進氏は、評論家・立花隆氏との対談の中で、こう言っています。

「一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。研究テーマなんてごまんとある。ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでたら、本当に大切なことをやるひまがないうちに一生が終ってしまうんですよ。だから、自分はこれが 本当に重要なことだと思う、これなら一生続けても悔いはないと思うことが見つかるまで研究をはじめるなといってるんです」
(立花隆・利根川進著『精神と物質』)

"ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでたら、本当に大切なことをやるひまがないうちに一生が終わってしまう"

これは、科学者だけのことではないでしょう。多くのことを学ぶのも大事ですが、悔いなき人生にするためには、最も大切なことを知らねばなりません。

「人生の目的」とは、生まれてきたのはこれ一つというもので達成しても色あせないもの。

2つの探求方法

じゃあ人生の目的とは何か?その探求の方法に二つあります。

(1)自分で発見する。
(2)他人に教えられ、納得して知る。

数学、物理、その他、高度な学問的知識はすべて

「(2)他人に教えられ、納得して知る」形で習得しています。

もし数学を「(1)自分で発見する」という方法で学べといわれたら、生涯かけても今日、中学校で学ぶピタゴラスの定理すら発見できないと思います。それどころか小学校の算数程度も開拓することは困難でしょう。

私たちが知っている数学や物理の法則で一つでも自分自身で発見したものが
あるでしょうか?

みな、過去の天才的な数学者や物理学者が
(1)の方法で発見したものを教えられたものです。

「人生の目的」という人生最大の問題を、自分で発見することは難しい中にも難しいことです。

実は、この「人生の目的」を、今から2600年前に仏教説かれた釈迦が、明かにされています。いったいそれは何か、関心のある方は、ぜひ動画講座をご覧いただきたく思います。

■講師プロフィール

よしおかこういち

千葉県出身。大学卒業後、地元の銀行に就職するも、仏教に教えられた「なぜ生きる」の答えを、一人でも多くの人に伝えたいと浄土真宗の講師に転身。これまで東京、札幌、名古屋、富山、滋賀、兵庫などで講座や法話を開催。現在は、ブラジルで1対1のオンライン仏教カウンセリング(毎月100時間)や、オンラインセミナー、家庭法話などを開催している。

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