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昭和の保育から「子ども主体」の保育へ

保育園や幼稚園の保育の考え方が昔とは違ってきています。
皆さんの年代によっては、今の保育に驚くかもしれませんね。

それは戦前の教育をずっと引きずっていたものです。
戦争の頃は「これしなさい!」「これはダメ!」と言ったように指示に従う教育でした。
その考え方が戦後もそのまま残って、その教育が正しいとされてきました。

しかし、現在はどうでしょう⁉︎
戦争はありません。
そう!今の世の中には合っていないことに気づきます。
だから、保育の考え方を変えるべきだと何度も見直されてきました。

以前は保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校それぞれバラバラで統一されていませんでした。
それが保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校の全てが同時に一本の柱で繋がるように改訂されました。
保育園•••保育所保育指針
幼稚園•••幼稚園教育要領
小,中,高校•••学習指導要領
という基盤が変わったことで、全てが同じ方向性になりました。
内容が改訂されたことで、現場では内容を理解するため研修の日々でした。
まだまだ、現場では追いついていない現状もあります。
考え方が同じになったことが凄い進歩だと感じます。

今までは「与える教育」=大人が「これしなさい」と与える教育でした。

これからは「子ども主体」へと変わりました。
子どもは「環境」の影響を受けて育っていくからです。

「主体」とは何なのでしょう?
主体性•主体的とは、目的を果たすために何をすべきか考えながら、自分の意志で行動を決定できる性質•人のこと

「自分が興味あること」には調べたり、やってみようと思うでしょう!
「興味がないこと」に対しては何度も説明されても理解できなかったり、覚えられなかったりしませんか?

子どもは「やりたい•伸びたい」と意欲を持って生まれてきます。その意欲を大切にしてあげることこそが、本来持っている能力を発揮できます。
「やりたい」「見たい」「知りたい」などの欲求を伸び伸びできる「環境」を作ってあげることで成長(発達)します。

それを大人(保育士など)は応援(見守る)することが役割だと考え方に変化しました。


〜メッセージ〜


「子ども主体」の保育に変わっても、そこについていけない保育士がいました。

「なぜだろう?」と考えてみると、「詰め込み教育」をされてきた年代という共通点がありました。

1+1=2 という「答えが1つ」という思考パターンになっているからだと考えました。

「これはこうするもの」と、決めつけている癖が強い人ほど、「詰め込み教育」の結果なんじゃないかと感じました。

それを責めても脳がそういう癖を覚えてしまっているため、「変えなさい」と、いうのは簡単な理屈ではありません。

「詰め込み教育」と「ゆとり教育」の両方の方を見てみると、考え方や発想力の違いがすごいです。
「ゆとり教育」でもしっかり、興味関心を持ってやってきた方の発想力や行動力は感覚がとても良いように感じています。

「教育」って、怖いですね!生まれた時代でどんな私達が生まれるのか決まってしまうのかもしれませんね。

私は「子ども主体」のほうが好きです。
子どもの笑顔や好奇心や発想力など、どんどん伸ばしてあげたいと思うからです。

子どもたちに「子ども主体」+ 愛着(アタッチメント)+  「オキシトシン」のセットで関わることで、とても素直で子どもらしく遊び、人との関わりも助け合っている姿が嬉しくなりました。

そんな結果を皆さんにも伝えて助けになればと思いました。

他の記事も合わせて読んでいただくことで、何か子育ての悩みが解決できれば嬉しいです!

読んでいただきありがとうございます。
皆さんにも「幸せ」が届きますように🍀

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