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陸上やってて良かったと思う瞬間
私は小中学校の頃、陸上部に入っていて種目は長距離だった。
毎日のように走ってた。
成績は決して良くはないが、走るのが好きではあった。
それに部活というコミュニティ的なものが、私はそれなりに好きだった。
年齢は重なり、最後に本気で走ったのは10年以上も前になるが(本気でというのはガチガチのユニフォームで、しっかり本番までに練習して、当日の出番前にアップして体を温めて望むこと)、
本気じゃないにしろ、ここ最近では健康のことも多少考えて(仕事の付き合いでの飲み会も増え、何よりお酒が好きだから、よく1人で飲みにもいく)週一でランニングもしている。
時間が合えばだけど。
それでも、そのランニングのおかげで肩凝りも少なく、汗もかけて気持ちが良い。
走る楽しさがわかっているのは陸上やってたおかげかなとも思い、あの頃を感謝することもある。
しかし、そんな小さな幸せのような習慣や瞬間よりも遥かに、
もうそんなの屁でもないように思える瞬間がある。
それは走って遅刻を免れた時、終電に間に合った時だ。
あの瞬間だけは、陸上をやってきて本当に良かったと思う。
毎回新鮮に思う。
その気持ちを私はランナーズハイと呼び、それを味わいたいがために、
私は今日も時間ギリギリに家を出てハイになる。
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