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湯船につかる、の良さに気がついちゃったので

結婚以来、我が家はなかなかのシャワー派だった。

ゆったり湯船につかる時間が取れるような生活じゃなかったこともあるけど、一番の原因は引っ越す前の家ではお風呂の追い焚き機能がなかったこと。

秋や冬に、温まりたいからとお風呂を入れるのに、玄関すぐ横のお風呂場の空気が寒すぎて、入る前からお湯がぬるくなってしまう。

2人目が入る頃には、お湯というより…白湯…?みたいなほんのりすぎる温かさになってしまう。

浴室を少しでも温めようと努力したり、追い焚き用機械「風呂ボンズ」なるものを買ってみたりしたけど、結局なかなか良い解決策が見つからず、「我が家はシャワーしかないということにしよう」となった。
※風呂ボンズは頑張ってくれたけど、ボンズと一緒にお湯に入ることができないので、結局ボンズを取り出してお湯に使ってすぐ冷める…という結果に終わってしまった。

まあまあ隙間風も入るが大家さんが良い人だし、駅からは近いし…で気に入っていたけど、元々ここに住めたら良いな、と思っていたところにマンションが立ったので、そちらに引っ越しすることになった。

それが、今年の春。

賃貸ではなく分譲の、新しいマンションは隙間風の心配はなく…お風呂には念願の追い焚き機能が付いていた。

にも関わらず、最初のうちはシャワー生活だった。

なんだか、お風呂に入る=シャワーみたいなのが身に染みてしまって、基本シャワー。

それをある日、「せっかく機能ついたのに、もったいないんじゃ…?」と思って湯船に湯を張ってみた。

これが、いい。

とてもいい。

温泉とか銭湯でしか味わえなかった、身体全体がじんわりと温められる心地よさが、自宅で体感できる。

入浴剤を入れてみたら、気分だってなんだか変わってくる。

こんな心地よさを無視していたなんて…と思うくらい、お風呂はサイコーだった。

その日はこれ以上ないくらいぐっすりと眠りにつけた。

結局、毎日湯を張ることはしていない。

そのかわり、土日に湯を張ると、じっくりと長風呂をするようになった。

防水スマホを持ち込んで、音楽を聴いたり、動画を再生しながら。
気になってた調べ物をちょこっとしたり、こうやってnoteを書いてみたり。
何も持ち込まずにただ目を瞑り、マッサージしたり。

ただの身体を清めるための行為としての入浴から、我が家のリラックスタイムのエンタメの一つとして変化した。

お風呂の時間が楽しいので、お互いにかなりの長時間お湯に浸かる。

ほくほくになった身体のまま、お風呂あがりに飲む水も、同じ水道水だと思えないくらい美味しい。

なんとなくシャワー派の人は騙されたと思って、湯に使って欲しい。

良いぞ、湯船にじっくり浸かるのは。

気分がいいし、身体にいいし、ほんとに疲労回復になるんだよ!

個人差あるから、騙された、って思っちゃうかもしれないけど…

お風呂みたいな楽しいことを、適当に済ませちゃってたなんて、と思うけど、多分これってお風呂に限らずかな、とも思う。

なんだかんだ今までできなかったこと、やってみなかったことにチャレンジするのも楽しそうだな、と思う今日この頃です。

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