見出し画像

リアルタイムネット配信が飲食店の戦略を変える

W杯決勝。アルゼンチン対フランス。世界一を決めるにふさわしい戦いで、あんなにも凄い試合はなかなか見れないと思う。本当にすごかった。

さて今回のWカップ。飲食店では一つの大きな変化が見られた。
それは、お客さんの多くがスマホでアベマTVを使いサッカーを見ながら食事をしていたところ。
日本VSドイツ戦とコスタリカ戦なんかは0時前にやっていたので、日本中の飲食店で同じような現象が起こっていたと思う。

みんなテレビでは見てないのかと言うとそうでもなく、年配の方はテレビで見ている。アベマのことを知らない人も多い。
若い世代はほとんどアベマで見てるだろう。今の大学生は家にテレビない子も多いので若い世代ほどアベマ一色だと思う。

今回みんな思っただろう。アベマの方が圧倒的に便利だと。
電波があればどこでも見れるし、見逃し配信もあれば、ハイライトシーンもある。何より本田圭佑さんの解説がめちゃくちゃ面白い。しかも無料というおまけまでついてくる。
今回アベマTVの運営元のサイバーエージェントは株を上げたと思う(株価は急激に上がって急激に下がったが・・・)。

おそらくこの先、『どこの店でも半分スポーツバー状態』の現象が至る所で起こるだろう。ちなみに少し前に行われた井上尚弥の4団体統一の試合もスマホで見ながら食事してた人がいた。

だからスポーツバーの優位性がちょっとだけなくなっている。
店にテレビがあるという優位性がちょっとだけなくなっている。
ただ、じゃあスポーツバーが廃れるかと言ったら、それは違った話。みんなで一つの大きい画面を見てワイワイ騒ぎたいという需要は確実にある。

ただ、工夫をすればそういった客層を取り込める可能性がある。

例えば外に看板を出して、「アベマでサッカー応援しましょう。店内でアベマ見放題!(ただし自分のスマホで見てね)」みたいな感じで書いてもいいかもしれない。それだと弱いので「日本が一点入れたら一杯お酒サービス」とか「日本が勝ったら10%オフ」とか打ち出しても面白い。

リアルタイムネット配信が飲食店の戦略を変える時代になってきている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?