ライティングは「テーマ」と「目的」を決めると書き始められる
逆に言うと、テーマも目的もなかったら何も書けないよね。というお話。
本当にこれだけなので「うん。そうだが。」という方は、じゃあ、またね! バイバイ!
「それで?」という方は、以下へお進みください。
ライティング基礎の基礎のスタートライン
ここでは、ライティングをするうえで「まずどうやったら始められるか」をお伝えしています。
ライティング=文章を書くということ。
つまり、成果が大事なセールスライテイングや大仰な小説だけでなく、メールを書くとか他部署の質問に返信するとか、日記とかブログとか、とにかく文章を書くなら全部ライティングなのです。
ライティングとは、そもそも「書く/読む/話す/聞く」の基本的コミュニケーションの一つにすぎません。多くの方が、小学校を上がる頃には自由自在にこなせるようになっているはずです。
ですがなぜこんなにも、書くことが億劫だ、面倒だと思うでしょうのか。
私が考える理由の一つが「テーマと目的を設定していないから」です。文章を書く前に、テーマと目的を設定する。そうすることで、ようやく「書く」のスタートラインに立てるのです。
テーマは「何について」、目的は「なんのために」
ぜひ一つ、試してみてください。
5分間で、文章を書いてみましょう。内容はなんでも結構です。
1分経過。
2分経過。
3分経過、もう半分を切りました!
4分経過、あと少しです!
……5分経過しましたか? さて、どのくらい書けたでしょうか?
では次に、
・趣味/ハマってるもの
・家族構成について
・最近の推し
この3つのうち、どれか好きなものについて文章を書いてみてください。
比べるべくもなく、後者のほうがスラスラと書き始められるのではないでしょうか。
この「何について書くか決める」ことがテーマをもつことです。
それではさらに、先程「趣味/ハマってるもの」を選んだ方は「いつハマったのか、それになぜハマったのかを教えて」ください。
「家族構成について」を選んだ方は「家族との楽しかったエピソードを自慢して」ください。
「最近の推し」を選んだ方は「親しい趣味の人を、同じ沼に引きずり込むための紹介」を書いてください。
このように、テーマについて書くことで何を成し遂げたいか=この文章をなんのために書くのかが目的です。
上記の例では、テーマと目的を提示された場合がもっとも書き始めやすいはずです。
これを漠然と無意識のうちに、ではなく、明確に行うと、書き始めるハードルを一気に下げられます。
書き始める前に、スマホのメモでも付箋でも紙切れでもいいので「今回の文章のテーマはこれ! 目的はこれ!」を書き記してみましょう。
テーマが先か目的が先か
必ずしもテーマを先に決めるべしということもありませんし、逆も然りです。
「親しい趣味の人を、同じ沼に引きずり込むための紹介」を目的にもっているのなら「アイツは友情モノに弱かったはずだ……その路線で紹介してやるか。」と、全然違う話をフックに書き始めるかもしれません。
日記を書きたいなら、少なくともテーマは「その日に起こったこと」。
Webからコンバージョンを稼いで売上を作りたい! という仕事上の目的があったとしたら、それを変更するのは難しいでしょうし、「自社製品について」というテーマも動かしにくいはずです。
どちらかを先に決めなければならないということはありません。ですが、テーマと目的の両方を決めることはオススメします。
まとめ:何もないから書き始められない。決めることを決めちゃえば簡単に始められる
言われてみれば当然なのですが、実践するとよくわかります。テーマも目的も考えないと、脱線するわ、まとまらないわ、突然現れた暴論が結論になろうとするわ……もう大変!
当たり前のことだと思いますが、文章を書き始める前に、ぜひ自分のなかでテーマは何か、目的は何か、しっかり言語化して認識してみてください。
最初のうちは、裏紙とかにテーマと目的を書いて手元に置いておき、見ながら文章を書くのもいいですよ。とにかく、すんなり書き始められるようになります。
それでは、みなさんに良きクリエイターライフがあらんことを。
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