思考のノイズと認知症
テレビは、騒がしすぎませんか。
CMなど無駄な情報が多すぎる。私はほとんどテレビを見ない。たまに特定の録画した番組を見て目がチカチカ、眩しく感じるくらいだ。
テレビの刺激的すぎる映像と、だらだら垂れ流しの雑音が苦痛だ。テレビをずっとつけっぱなしのお宅もある。そんなお宅にお邪魔すると、なぜか興味のないテレビに向かって一緒に座り(椅子がテレビに向かって置いてあるので必然的に)、テレビを見ないといけないハメになる。
国会中継、テレビショッピングに相撲、同じような顔ばかりの韓流ドラマ、将棋の番組をなぜ私は見ないといけないのか。
これは大変に苦痛な時間だ。何の罰だ。
見たくもないテレビを見るために私は来たのかと、目的を忘れそうになる。早く帰ってやりたいことが沢山ある。時間を返して欲しい。
テレビのバラエティー番組は最も嫌だ。ちっともおもしろくない会話に爆笑する人々。お堅いゲストをいじって失礼な事をわざわざ言い、会場の笑いを取る芸人。いじられたゲストは仕方なく自嘲し、笑いの多数派に混じってひきつり笑顔でヘラヘラ。
ほとんどのいじり系及びいじめ系のお笑いは、つまらないどころか残酷。
誰かが騙されたり叩かれたり、全く正視に耐えない。なのにみんなでこれを笑う多数派の残酷さよ。
ニュースの過激な内容と映像も嫌だ。朝からひどい事件、事故などの刺激的なニュースが流れている。
一般人にとって、それは不要で迷惑な情報だ。朝は心穏やかに朝食をとって過ごす事の方がよっぽど大事である。朝から悲しみも怒りもいらない。
ガチャガチャしてうるさいネット社会。
頭が苦しくなったら、情報の断捨離を意識して行おう。
この情報社会で必要なのは、更なる多くの情報ではない。
ノイズ的情報の断捨離、濾過作業である。
これを怠ると、ノイズにおかされて疲労した脳はいずれ機能を果たさなくなる。
情報過多によるテレビ認知症、スマホ認知症。中々の皮肉だ。
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