マガジンのカバー画像

読書ノート

13
運営しているクリエイター

#推薦図書

読書ノート「空海の哲学」(著:竹村牧夫 講談社現代新書)

1.はじめに本書は2020年3月に刊行されました。本書の構成は、空海の生涯の概観、密教に至る仏…

考える豚
3年前
12

読書ノート「移民の経済学」(著:友原章典 中公新書)

Ⅰ.はじめに本書は2020年1月発行です。移民に関する様々な論点を実証的にみていこうという本…

考える豚
3年前
11

読書ノート「すごい物理学講義」(著:カルロ・ロヴェッリ 河出文庫)

1.はじめに本書は「ループ量子重力理論」の一般向け解説書です。ループ量子重力理論とは一般相…

考える豚
3年前
13

読書ノート 「増補 複雑系経済学入門(著:塩沢由典 ちくま学芸文庫)」

1.はじめに私は大学では法学部で学んだのですが一般教養課程において経済学の講義を取りました…

考える豚
4年前
1

読書ノート「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?」(著:吉田信夫 ブルーバックス)

1.本書の内容本書の構成ニュートンは時間を明確に定義せず外界の何物とも関係なく絶対的で均一…

考える豚
4年前
6

読書ノート「岩井克人「欲望の貨幣論」を語る」(著:丸山俊一+NHK「欲望の資本主義」…

1.はじめに本書はNHKで放送された内容を本にまとめたもののようです。なお本書の主役の岩井克…

考える豚
4年前
3

読書ノート「MMT 現代貨幣理論とはなにか」(著:井上智洋 講談社選書メチエ)

MMTがちょっと前に話題になっていたので「MMT 現代貨幣理論とはなにか(著:井上智洋 講談社選書メチエ)」を読んでみました。書店で見かける他の一般向けMMT本は正直言ってパッと見でプロパガンダ臭を感じるので敬遠していたのですが本書は比較的落ち着いた印象を受けたので読んでみようと思いました。実際に読んでみると教条的な面のあるMMTの主張に対して反対の見解も紹介されており良い本した。 MMTが注目された点は政府の財政的制約を否定する見解です。本書によれば「自国通貨を持つ国は過

読書ノート「カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学(著:蔭山宏 中公新書)

カール・シュミットはナチスのイデオローグとして悪名高い政治学者です。しかし同様に悪名高い…

考える豚
4年前
4