マガジンのカバー画像

読書ノート

13
運営しているクリエイター

記事一覧

読書ノート「世界インフレの謎」(著:渡辺努 講談社現代新書)

1.はじめに本書は2022年10月20日に発行されました。私が手にしているのは2022年11月4日に発行…

考える豚
10か月前
6

読書ノート「チョムスキーと言語脳科学」(著:酒井邦嘉 インターナショナル新書)

1.はじめに本書は2019年4月10日に出版されました。私が手にしているのは2022年1月26日付け…

考える豚
1年前
9

読書ノート「未来は決まっており、自分の意志など存在しない。」(著:妹尾武治 光文社…

1.はじめに本書は2021年3月30日に出版されました。著者は知覚心理学の研究者です。本書の内容…

考える豚
3年前
12

読書ノート「現代経済学の直観的方法」(著:長沼伸一郎 講談社)

1.はじめに本書は2020年4月に出版されました。物理学の研究者だった著者が予備知識のない人で…

考える豚
3年前
11

読書ノート「空海の哲学」(著:竹村牧夫 講談社現代新書)

1.はじめに本書は2020年3月に刊行されました。本書の構成は、空海の生涯の概観、密教に至る仏…

考える豚
3年前
12

読書ノート「移民の経済学」(著:友原章典 中公新書)

Ⅰ.はじめに本書は2020年1月発行です。移民に関する様々な論点を実証的にみていこうという本…

考える豚
3年前
11

読書ノート「すごい物理学講義」(著:カルロ・ロヴェッリ 河出文庫)

1.はじめに本書は「ループ量子重力理論」の一般向け解説書です。ループ量子重力理論とは一般相対性理論と量子力学の統合を試みる未完成の理論で日本で比較的有名な「超ひも理論」とは別系統の理論です。2017年邦訳出版で2019年12月に文庫化されました。私が購入したのは2020年3月の第6版なのでこの手の本としてはかなり売れているのではないでしょうか。 本書では古代ギリシアの哲学者やダンテの引用が多用されておりヨーロッパ的教養を感じさせるとともに数式に先立つ直感的理解を重視する著者

読書ノート 「増補 複雑系経済学入門(著:塩沢由典 ちくま学芸文庫)」

1.はじめに私は大学では法学部で学んだのですが一般教養課程において経済学の講義を取りました…

考える豚
3年前
1

読書ノート「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?」(著:吉田信夫 ブルーバックス)

1.本書の内容本書の構成ニュートンは時間を明確に定義せず外界の何物とも関係なく絶対的で均一…

考える豚
4年前
6

読書ノート「岩井克人「欲望の貨幣論」を語る」(著:丸山俊一+NHK「欲望の資本主義」…

1.はじめに本書はNHKで放送された内容を本にまとめたもののようです。なお本書の主役の岩井克…

考える豚
4年前
3

読書ノート「MMT 現代貨幣理論とはなにか」(著:井上智洋 講談社選書メチエ)

MMTがちょっと前に話題になっていたので「MMT 現代貨幣理論とはなにか(著:井上智洋 講談社選…

考える豚
4年前
3

読書ノート「量子とはなんだろう」(著:松浦壮 ブルーバックス)

哲学好きの文系人間なのですがブルーバックスも好きで良く読みます。量子力学とか宇宙論は特に…

考える豚
4年前
6

読書ノート「カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学(著:蔭山宏 中公新書)

カール・シュミットはナチスのイデオローグとして悪名高い政治学者です。しかし同様に悪名高い…

考える豚
4年前
4