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あったらあったで、なかったらなかったで
今年に入ってスーツケースを何個か捨てた。
いつか再び海外に行けますように…と真っ赤な大きなスーツケースと、普段使いでやっぱり赤の小ぶりのRIMOWA。2つだけ残した。
使い倒して今や傷だらけのRIMOWAを眺めると、10年近く前に見たヤンヨンヒ監督の「かぞくのくに」という映画を思い出す。
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井浦新演じるソンホは、帰国事業によって北朝鮮に移り、東京に住む妹リエと長年離れ離れにな
犬とカレーと大丈夫。
2月に愛犬が亡くなった。
その週末は、タイでカレーを習いたいという知人に付き添うためにバンコクに行く予定だった。コロナはまだ世界的に騒がれてなかったけれど、現地でレストランを営む友達が、日本からは来ない方がいいかも…と深刻に言うので従うことにした。
タイへの旅を諦めた途端、そのポッカリ空いた日に愛犬・ぶぅこは虹の向こうに旅立った。出かけてばかりいた私に、最後は一緒に過ごそうよ、なんて言ってるよ
カレーとある光、それは彗星
光をあてる人だなぁ…と思った。
カレーの学校に通う随分前、「TED 浜松」で黄色い封筒を巡る冒険の話をするm校長を見てそう思った。
誰もやっていなくて
誰も頼んでいない けど
誰かが望んでいるはずのことに全力を注ぐ
その時、初めてカレーに向き合うシェフ達の姿…というものを頭の中で想像してみた。それまでの私にとって、カレーは大好きな食べ物ではあったけれども、ご飯とともに皿の上に盛られ、いまか
旅と香りと、カレーとある光
摩天楼の雪 融かされる日に
あと15分ばかりでJFKを追い
連れてって 街に棲む音 メロディー
連れてって 心の中にある光
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カレーの学校から派生したオザケンゼミの影響で、小沢健二の【ある光】という曲を近頃リピートして聞いている。1997年リリースで、彼がしばらく雲隠れする前の曲だが、聞いていると静かに再スタートの気持ちになる。
この頃はそんな気分でもあったので、