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英語が全く話せなかった自分が、英語会議のファシリをできるようになるまで

こんにちは、池袋です。

この記事では、英語が全く話せなかった自分が公用語が英語の会社に入社して、1年で会議のファシリや採用面接を行えるようになった英語学習法についてお伝えします。

はじめに

英語学習には様々なやり方がありますし、目的や性格によってもベストなものは変わってくると思います。
自分は英語学習の目標を"業務においてストレス無くスムーズにコミュニーケーションを取れるようになる"としています。自分の英語学習方法はこの目標を元に組み立てています。

免責

自分が英語を使うのは主に社内のメンバーとのやりとりです。
ビジネスの場に適した言い回しを覚えたり、きちんとしたライティング能力を身につけるということは重視していません。
TOEIC等の点数を高めたい場合や、特定の分野の論文をスムーズに読めるようになりたい場合は他にもっと効率的な方法があると思います。
完全に自分と同じ状況の人はいないと思いますので、合いそうだなと思った部分を試してみて貰えればと思います。

英語力の変化

入社当時の英語力

自分は学校の勉強は割とちゃんとしていましたが、特に留学経験はありません。当時の英語力は下記のような感じでした。

  • 基礎的な文法や単語の知識はある

  • スピーキングは壊滅的。言いたいことが全然言えない

  • リスニングも苦手で、ミーティングの中身が半分ぐらいしか分からない

入社当時のミーティングでは全くうまく話すことができず、毎回周りの人に助けてもらっていました。

現在の英語力

今は入社してだいたい1年半ぐらいですが、

  • 英語ミーティングを仕切ることができる

  • 英語で採用面接を1人でこなすことができる

  • リスニングもだいたいは理解できる

というところまで来ました。スラスラ話せるというレベルにはまだ遠いですが、当時に比べると大分進歩しています。

どのように英語を勉強してきたか

■ 学習方針

最初に英語学習の方針についてお話します。
自分は下記の2つの方針を立てています。

1 . 自分が楽しめる方法で行う

自分のように帰国子女でもない人間がスムーズに英語でコミュニーケーションを取れるようなるという目標を達成するためには、長期でのコミットが不可欠になると思います。
仕事もしながら楽しめない英語学習を毎日2,3時間、何年も続けていくのは辛いです。ですので、自分がやっていて楽しいと思えることをやるようにしています。

2 . アウトプットではなくインプットを中心に行う

英語学習には本当に色々な方法があります。
自分は最初のころ学習方針を決めるために、Web記事を読むだけではなく外資で働いている友達にヒヤリングしたり、本を読んだり、Polyglot(多言語使用者)や言語学者のYouTubeを見たりと色々と調査を行いました。

結果として第二言語学習研究の中で言われている"理解可能な大量のインプットと少量のアウトプット”を方針の1つにしました。
このうちの理解可能なインプットを大量に行うことが大事であるという考えは、もともとインプット仮説と呼ばれる研究に基づいているようです。

また海外の言語学習者のコミュニティでは"immersion"というのがよくキーワードとして言われており、学習対象言語の環境にどっぷり浸かり、ひたすらインプットを行うことで対象言語を話せるようになるというやり方が流行っています。
下の2つのYouTubeは、海外の日本語学習者がimmersionについて話している動画です。参考までに載せておきます。

(*ちなみにですが、この理解可能なインプットを大量に行うという方針をとる場合でも、基礎的な文法や単語を別途覚えることは、学習の効率を上げてくれるようです。中学レベルぐらいまでの文法・単語は先に学んでおくのが良いと思います。)

この2つの方針は自分としてはかなりおすすめです。
もちろん実際に英語力が向上しているというのがありますが、
それだけではなく、よく言われている英語学習(オンライン英会話、シャドーイングや音読など)よりも気軽でお金をかけずに楽しく長く続けられることができます。

■ 具体的な学習方法

それでは実際に自分が普段やったことについてです。

1. Netflix/Disney+/YouTubeを見る

基本的には自分が好きなものをただひたすら見ました。好きなものを見ているだけなので、特に1日何時間見ようと決めてはいなかったのですが、1日に1,2時間は自然と見ていました。休みの日だと5,6時間見ていることもありました。

英語学習をしているという感覚もなく、自分の楽しみや癒やしのために見ていて、かつ英語をインプットしているのでだらだらしてしまったという罪悪感もないという、自分にとっては最強の勉強法です。

リスニングにまだ自信が無い方はNetflix/Disney+ともに日本語字幕がついているものも多いので、字幕機能を使うと良さそうです。最初の頃は自分も日本語字幕と英語字幕を交互に表示して見ていました。YouTubeは日本語訳が付いているものはあまりないのですが、英語の字幕を出すだけでも一気に見やすくなります。

何を見ればいいか分からないという方のために、普段自分が見ているおすすめコンテンツを記事の下部に記載しておきます。

2. 色々なことをあえて英語で行う

日々の生活の中でインプットを増やしていきたいので、あらゆる場面でなるべく英語を使うようにしました。

  • Google検索するときに英語で検索してみる

  • スマホの設定を英語にする

  • 漫画を買うときはできるだけ英語版を購入する

  • 普段のメモを英語でとる

などなど、少しでも英語に触れる機会を増やすようにしました。

また、英語のために英語を勉強するのは自分は楽しめないので、自分がやりたいこと勉強したいことを英語で行うようにしています。例えば仕事で機械学習について学ぶ必要があったときは、できるだけ英語の記事や本を読むようにしました。こうすると効率的でもあり、かつ多少なりとも机に向かうモチベーションが湧きます。

3. アウトプットは基本ミーティングのみ

学習方針にあるように自分はアウトプットにあまり時間をかけない方針なので、基本はアウトプットの場は会社でのミーティングのみでした。だいたい1日に15分くらいです。
身近にアウトプットする場がないという方はオンライン英会話を利用すると良さそうです。今は値段やコンセプトの違ういろいろなオンライン英会話サービスが出てきています。

おわりに

自分が実践してきた・実践している英語学習方法について紹介しました。
やっていることは好きなコンテンツにひたすら浸るだけです。
英語の学習のための学習はせず、好きなコンテンツを英語でみたり、興味のあることを英語で勉強したりしています。

こうすることでモチベーションが落ちないどころか、むしろ英語の学習をしながら仕事で疲れた気力や体力を回復することができます。
人によって合う合わないがあると思いますので、どこか一部でも参考になるとうれしいです。

自分も目標である"業務においてストレス無くスムーズにコミュニーケーションを取れるようになる"にはまだまだ長い道のりです。これからも毎日できるだけ英語に浸って、英語力を上げていければと思っています。


コンテンツ紹介

自分が英語学習に使っていたコンテンツを記載しておきます。
自分がポップなコンテンツが好きなので、楽しく柔らかいコンテンツが多めです。

比較的易しめ

Friends
https://www.netflix.com/jp/title/70153404

英語学習の定番です。


Full House
https://www.netflix.com/jp/title/70155617

こちらも同じく定番。


Fuller House

Full Houseの子どもたちが、大人になった子育てをするドラマです。Full House同様わかりやすい英語です。


The Good Place

死んだ後の世界でわちゃわちゃする4人の話。


mayuko

アメリカ育ちの方ですが、親が日本人ということもあり日本の話がちょくちょく出てきます。日本語のチャンネルもあるようです。発話速度がそこまで早くないので聞きやすいと思います。


比較的難しめ

Emily in Paris

アメリカ人の女性が仕事でフランスに赴任するお話です。アメリカとフランスのカルチャーや価値観の違いがとても面白いです。


Modern Family

少しテイストは違いますが、Full HouseやFriendsの現代版という感じです。かなり面白くて自分はもう5,6回見ています。言い回しや語彙が難しく、未だに全く聞き取れない部分がたくさんありますが、それでも最高に面白いです。


SUITS

こちらも英語学習の定番。会話スピードは早いですし、弁護士の話なので割と語彙も難しいです。

KoreKara

日本好きのお二人が、海外の日本語学習者や日本に移住している人を呼んでインタビューするチャンネルです。言語学習の刺激をもらえますし、不慣れな言語で苦労する話に共感できます。


Matt vs Japan

徹底したimmersionでアメリカにいながらにして日本語ぺらぺらになった方です。自分の経験を踏まえてどのように第二言語を習得すべきかという情報を発信しています。


Matt Trav

Harvardの学生さんです。自分はモチベーションの高い大学生が勉強に打ち込んでいる姿に刺激を受けるので、こういったペルソナの方を何人かフォローしています。


The Big Bang Theory

4人の学者・エンジニアで構成されたオタクグループが主役のコメディドラマです。とても面白いですが、学者やエンジニアならではの表現も多く出てくる単語は結構難しいです。以前はNetflixで見れたのですが今は無くなってしまいました。自分はどうしても見たかったのでYouTubeで購入して見ています。

新しくおすすめを見つけたら随時追記していきます。

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