介護現場に必要なICT技術について

ICTとは、情報通信技術のことである。
情報処理や通信に関する基本と応用技術の総称だ。
ICT技術を活用すると、スマホやタブレット、パソコンなどの端末器を利用して、速やかに情報伝達を行えるようになるので、現在様々な業界で注目されている。しかし、介護の現場においては、ICTの導入率はまだまだ低く、30%程度だといわれている。
そこで、ここでは介護の現場にICTを導入することで得られるメリットについて考えてみたい。
まず、ICTを導入すれば、介護職員の人手不足を補うことが可能になるだろう。
介護の現場では、高齢者の日常生活を記録したり、自治体や医療機関などに書類をまとめて、情報を提供したりしなければならない。ところが、介護記録や介護に関する資料を手書きで行うと効率はイマイチだ。
だが、ICTを導入すれば、書類作成も提出もオンラインで処理することができる。
また、職員間での情報共有もしやすくなるので、事務的な作を軽減することができ、伝達ミスなどのリスクもかなり防げるだろう。
それに、データ化された情報は紙媒体よりも管理がしやすいのも魅力だ。
介護福祉士やケアマネジャーなどの管理職が、情報を有効に活用して、介護プランを立てたりするときにも便利だ。
そのため、導入にはコストの問題や職員がシステムを使いこなせるのかといった問題点もあるが、介護職の負担を減らし、質の高いサービスを効率よく提供するためには、注目すべき技術だろう。
介護とICTについては、<ICTでより良い介護の現場へ>というサイトで語られているので、そちらもぜひ読んでみてほしい。

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