【対策/対処法】アスペルガーの癇癪のモンキーとカサンドラ〜逃げる/スルー力〜

アスペルガーとカサンドラ

我が家の出来事をネタにします。アスペルガーとカサンドラの関係を描いていきます。あまり心地よいものではないけれど、これが現実。

朝、起きてベッドで過ごしていると、父親が帰宅。昼11時ごろ。最近は週一回は平日に休みを取るようになったようで。

母は寝ている。僕からすると、母も鬱をもう10年以上患っているので、闘病です。昼に寝ているからといって、構いません。僕の鬱が良くなったのは、泥のように昼を過ぎ夕方まで眠った期間を経てからでした。そこに罪悪感があってはならない。

しかし、父はささいなことでかんしゃく。段ボールを捨てていいか?と聞いたことに母が寝ぼけて返したことが気に食わないそうだ。これ、ささいなくだらないこと。しかし、そこからアスペの本領発揮です。

「平日の昼はこんな感じなのか わかった」皮肉 母と息子をなじってる

僕はこれを癇癪のモンキーと呼んでいます。一度相手が自分の思い通りに動かなと、手法を変えて攻撃。あー、始まったな、と思います。

そんなこんなが続き、母も切れる

「ずっと攻撃してるじゃない、なんなの」

「無言、、、」

そのまま気を鎮めるためか、父はスーパー銭湯へ行きました。

そのやりとりを聞いて、気分が悪くなる息子の僕。はぁ。

「なんなのあれ、もうアスペルガーじゃなくてサイコパスじゃん。一回治療してもらったほうがいいんじゃない?俺が鬱になったのも父親のせいだよ」

正確には両親の関係性や転勤、本来の僕の性格もあると思うけれど、深いところを掘っていくとそうなると長い内省を経て思っている。

気分が悪くなり、そのままベッドに潜り2時間ほど昼寝。

一種のフラッシュバック現象です。父親のこの気質が僕にもあり、妻に辛く当たったこと、そのせいで妻が逃げたことを思い出します。もうこんなコミュニケーションパターンは終わりにしたい。

こうして文字起こすのも、メタ認知の為。書いてみて、見返してみて、おかしいところがないか自分で後日読み返す。客観視をする。

正義感の強い人間

こだわりが強い人間は、そのこだわりを他者に押し付ける。正義感が強い人間は、その正義を他者に押し付ける。通常の人間が他人の気持ちを想像できる(休みが必要なんだな、こんな態度を取ったら怖いな、こんなことを言ったら傷つくな)のに対し、アスペルガーは自閉症の一種で欠如しています。

対処法は今のところ謎です。逃げろー、というしかない。かんしゃくを起こしたアスペルガーは興奮したゴリラと同じです。興奮が鎮まるまで時間を置くしかありません。

本人も辛いんだもの。頭がいいので、その正義感、ストイックさ、正しさで成功してきたタイプは尚更辛い。今まで持っていた優秀というカードが、一転して家庭では人を傷つける要因になる。いわば長い爪を持った虎のよう。獲物を狩るけど、その爪で愛する人も切ってしまうかもしれない。

ふう、無料企画の後にこんな記事で切ない。今読んでいる「ひとの気持ちが聴こえたら」というTMSでのアスペルガー治療記では、人の気持ちがわからない主人公が人の表情が読み取れるようになり、その結果に妻との関係性が変わってしまうシーンが描かれている。


妻は自閉症の夫に「こういう時はこうするのよ」と自閉症の夫のコミュニケーションサポートをします。でも人の表情や声色で感情がわかるようになった夫。「じゃあ、もう私は必要ないわね」

そんな言葉を夫に伝える。自閉症が緩和することで、なんと妻が夫に必要とされなくなると感じてしまう。

人の気持ちがわかること

TMSを受けて、明らかに僕は人の気持ちがわかるようになった。その話はいつか書きたいと思うけれど、その結果、二人の(両親の)アスペルガーカサンドラのゲームを冷観するようになった。当事者として巻き込まれるよりも、渦の外で安定していたい。

解決策はあるのか?

こんな風に人間関係の中で疲れてしまった人に対して、どんな解決方法があるのか、この記事を書いてから3ヶ月後の自分が考えてみる。

◼️距離を取る

・無視する

→最初に取るアクションです。まずは自分の心を守らないといけない。相手にも、このままのコミュニケーションパターンは続けたくないという意思表示をする。

・スルーする

無視するとは少し違います。しっかりと必要な会話はする。自分がイラッときたり悲しい時、またはその逆で相手が攻撃的な時。がっぷり組んで戦わずに、ひらりとかわす。相手は疲れてきます。そして、このままのコミュニケーションではいけないと考えるようになります。

・ご機嫌でいる

ご機嫌でいることは、可能です。ご機嫌でいることを選択すればいい。こんなことを書くと無責任な感じですが、期待するから怒る。相手を大切だと思っているから失望する。少し寂しいですが、依存をやめて自立するしかない。

◼️伝える

・正直に思いを伝える

母親が父親に行ってきました。一時期はしっかりとしたアスペルガー検査をするようにお願いしたりもしました。

・本を渡してみる

本を読んで、そっと置いておくのでもいいでしょう。カサンドラ症候群の本は結構出ていますし、アスペルガー&夫で検索をしても出てきます。

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旦那さんはアスペルガーを無料で読む

※父親はこの本《アスペルガー症候群との付き合い方》を読んで、全部の謎が解けたそうです。一緒に読むのも意外と家庭の平和に貢献します。


・YouTubeを見せる

ツイッターでこんな風に切り出した方もいるそうです。ぽんこつニュースというYouTubeのカサンドラ症候群の動画を見せる。明らかに相手が変わったそうです。

◼️別の角度からみてみる

・才能の部分に目を向ける

アスペルガーということは、才能がある方です。頭がいい。少し偏屈ですが、きっと成功するでしょう。成功をサポートする影武者(?)のような気持ちになるのも手です。

・これまでもらったものについて考える

今だけに目を向けると、視野が狭くなります。今まで、相手がいなかったら実現できなかったであろうことを挙げてみましょう。当たり前のライフイベントも、その人がいなかったら出来なかったことがあります。

・悪人ではない

そうなんです。アスペルガーやサイコパスであろうと、罪ではありません。その尖った部分から学ぶことさえ実はあります。メンタルの強さはどうでしょうか。都合よく解釈をする要領に良さは?自分にないものを持っているという普通のことを一度受け入れてみる。そこから、相手への対応も少しかわるかもしれません。

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