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新紙幣切替えに思うことを小学6年生と話してみた

まず初めに
ビットコインにはお金本来としての価値があるのでは?

どうして
ワイが常々そう考えているのか? どうして いつも記事で書いているのか?

今回のテーマは
最終的にそこへ辿り着くことを読者の皆さんにはご了承頂きたいと思う

では
タイトルの新紙幣切替えから話を進める

今回の切替えは20年ぶり

令和6年(2024年)7月3日から
新しい一万円札 五千円札 千円札が発行される予定

最近では
輪転機から紙幣が大量に印刷される様子がよく報道されている

今回のお札には
新しい印刷技術が活用されているという

例えば
ホログラム技術
これは角度を変えるとお札に描かれた人物の肖像の3D画像が回転しているように見える

また
より高精細な模様によるすき入れ(すかし)と呼ばれる技術

だけど 正直言って
ワイにとっては「へぇ そうなんだ フーン」である

なぜなら
紙幣の価値は その紙幣の精巧さで保たれている訳ではないこと
紙幣とは あくまで紙に印刷した政府の借用書に過ぎないこと
であるから

新紙幣切替えの目的は
紙幣のデザイン変更による偽造防止
そして
タンス預金 つまり銀行に預け入れられていない家に眠っている紙幣のあぶり出しと言われる

だけど
今回のワイの記事では その辺りのことについて深掘りすることはしない

もし
それらについてもっと知りたい場合は ここで読むのをストップして 他の素晴らしいクリエイターの記事を参考にして頂きたいと思っている

じゃないと
読者の皆さまの貴重な時間を奪ってしまうことになるから

それだけは
ワイは避けたい

なぜなら
ワイも嫌いだから

他人の時間を粗末にする方を ワイは好きになれないから

では 話を戻すとする

輪転機から大量に印刷される紙幣を見るたびに
ワイはいつも滑稽に思うのだ

「あれには苦労が滲み出ているのだろうか?」
「外部エネルギーがかかっているのだろうか?」
「いとも簡単にお金というものが産み出されてはいないか?」
「まるで無から有を生み出す錬金術だな」
と まぁこんな感じである

残念ながら
ワイは今のお金(何の裏付けもない法定通貨)という存在に対して ずいぶん冷め切ってしまっている

その一方で
ワイはかねてからビットコインの思想に引かれていっている

しかも
それを学べば学ぶほど 魅力を感じずにはいられなくなっている

今でも覚えている
それはいつもと同じ様に 趣味の読書をしている時だった

その時
ふとワイの脳みそに電流が走ったのだ

これは
過度な表現でも何でもなく その時は本当にその様に感じた

以下は
その時 ワイの頭の中に浮き上がったことの文字起こしである

「エントロピーを低く つまり秩序の維持安定には外部エネルギーが必要 冷蔵庫が良い例 電気を使って鮮度を保つ だけど今のfiat(法定通貨)は秩序の維持 つまり価値の安定が困難 一方ビットコインはエントロピーを低く つまり価値の安定を図る為にPoW設計を採用 この秀逸なシステム設計を知れば知るほど もっと枚数を集めたくなった」

当時
これをワイの家族に話した時 家族の誰もがこう言い放った

「あんた ついに頭がイカれてしまったよな!!!」

だから
多分だけど 読者の皆さんも ワイが何を言っているのか「???」だと思う

そして
ワイはふと思ったのだ

これはとても良い機会だから
小学6年生でも分かる様に説明してみよう チャレンジしてみよう と

察しの良い読者の皆さんはもうお分かりだろう
タイトルに出てくる小学6年生とは ここから来ている

ちなみに
これから書く小学6年生の授業を読んでもらったワイの家族に
さっきの「頭がイカれた認定を受けたワイの文」を改めて読んでもらった

すると
「少しはあんたの言いたいことを理解したよ!」 家族からそう回答がもらえた

恥ずかしながら ワイは嬉しかった

なぜなら
頭がイカれた困ったちゃん→ 変わり者のオタク
家族の中で 晴れてワイはランクアップしたからである

この記事の最後に
読者の皆さんにも 改めて先ほどのワイのイカれた文を読んで頂きたいと思っている

ワイの家族をディスるつもりはないのだけど
何かのご縁でこの記事に興味を持って頂いた読者の皆さんの方が 遥かに理解が深まっていると思うから

ワイの家族は
お金本来の役割についてや ビットコインについて 全く興味がない

けど 多分だけど
ここまで読み進められた読者の皆さんは 大なり小なりそれらに興味があると思うから

では
いよいよその本題に入っていきたいと思う

今回は
小学校の授業の様に 先生と生徒の会話形式にしてみた

ちなみに
授業(本記事)は以下の通り進行する

  1. 今みんなが使っているお金とは そもそも何か? 虚構価値とは?

  2. 大昔は石や貝殻がお金だった!? けど それはどうしてなの?

  3. そもそも お金本来の役割とは何?

  4. どうして 昔のお金と違って今のお金は お金本来の役割を果たせなくなってきているの?

  5. どうして お金本来の役割を果たす為には 外部エネルギーが必要なの?

  6. 放課後 ビットコインにはお金本来の価値があるのではないか?とワイが考える理由

ざっとこんな感じです

小学6年生が内容を理解出来る様に
上記1から5 それぞれの単元に
ワイなりに必死で考えたイメージし易い具体例をいくつも提示してます

「小学校 いや中高の授業で取り扱ってもいいぐらいじゃないの?」
「だってさぁ こんなお金の授業なんて 受けたことないもんね」

ワイの家族はそう言ってくれました

もちろん
それは変わり者のワイを気持ち良くする為のお世辞であることは
十分に分かってる lol

けど
今のワイなりに結構マジで執筆してみました

小学6年生に教えるなら / 分かってくれる様にする為には
どの様に話を進めていけばいいかな?
どういう身近な具体例があればいいかな?って

何度も何度も読み返し 推敲に推敲を重ねて
それが文字数に表れてしまった訳だけど…

これを執筆している間にも
どんどん円安(=通貨安)が進行している日本において

そもそものお金本来の役割 そしてビットコインについて 多少なりともご興味のある方にはぜひ読んで頂きたいです

※注1
本記事では ビットコインに関するマジの技術的な話は登場しませんのでご安心下さい そういう専門書は数千円で売ってます ガチ勢の方はこれ以上読み進める必要はないですよ お金は貴重ですからね 無駄にしないで下さいね

※注2
本記事では お金とはそもそも何か? そういうアプローチの延長で 最後の放課後編(単元6:ビットコインにお金本来の価値があるのでは?)へ繋がっていきます

それでは
ワイの脳内の思考をご賞味下さい


(教師)
では皆さん 今日は まず初めに 今のお金(法定通貨)をこの様に定義付けすることからスタートしましょうか?
(生徒)
お金を定義? 先生 いきなりなんか難しいね
(教師)
そんなことないですよ いいですか? それは 今皆さんが使っているお金は虚構価値だということです
(生徒)
ちょっと待ってよ! 先生 何それ? 虚構価値って?
(教師)
虚構とは 実際にはないもの
(生徒)
つまり 虚構の価値だから えーと 実際には価値のないものに価値がある様に見せているってこと?
(教師)
そうです いいですか? 皆さんの大好きな1万円札 実はあれは1枚20円で製造されているんですよ
(生徒)
えー! そうなの? なんかずるいよね
(教師)
そう ずるいんです けどこれは本当なんです 20円で作った紙を 皆さんに「これは1万円の価値があるんだよ」 その様に信用させているだけなんです
(生徒)
へぇー そうなんだ けどさ 先生 じゃあ 私がそれに反対したらどうなるの?
(教師)
反対とはどういうことですか?
(生徒)
例えばさぁ 実際は20円の価値しかないって
(教師)
それを他の人が信用しますか?
(生徒)
うーん どうだろう?
(教師)
ですが あたなが反対するのなら先生は構いませんよ あなたの1万円札を先生に20円で売ってくれるのなら 先生は喜んで買います あなたが言う1枚20円でね さぁ お財布から出して下さい 先生のこの20円と交換しましょう
(生徒)
そんなのずるいよ それはダメだよ
(教師)
なぜですか? 今あなたが20円の価値しかないって 1万円札に1万円の価値はないって否定したからですよ
(生徒)
だけど 私は売らないよ 20円でなんてね
(教師)
そうですよね 実際には 誰も20円では売ってくれませんよね?
(生徒)
そりゃそうだよね 1万円の価値があるんだもんね
(教師)
そういうことです
(生徒)
えっ!? どういうことなの 先生 言ってることがよく分かんないよ
(教師)
つまり 初めに話した 虚構価値ですよ
(生徒)
あっ! そういうことね 実際にはない価値を 価値がある様にみんながオッケーしてるってことだよね?

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