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売れるストーリーと売れないストーリー

こんにちは! 鈴木貴之です。

今日は、マーケティングやセールスライティングを勉強しているあなたなら、聞いたことがある「商品を売るためのメッセージなら、ストーリーが効果的」という話について、もっと詳しくお話ししたいと思います。

ストーリーの力

ストーリーには、人を惹きつけ、共感させ、行動を促す力があります。

だからこそ、商品を売るためのメッセージにストーリーを取り入れることで、より効果的に訴求することができるのです。

売れるストーリーのキーポイント

では、売れるストーリーにはどのようなキーポイントがあるのでしょうか?

カリフォルニア大学出身の脳科学者が行った実験によると、同じ展開のストーリーでも、主人公が1人か複数人かによって、人々の感情や行動が大きく変わるという結果が出ています。

その実験では、靴を売るために、2つのストーリーを作りました。

  • 一方のストーリーは、メアリーという女性が空港の中を走って、ギリギリフライトに間に合ったというストーリーです。

  • もう一方のストーリーは、メアリーの家族全員が空港の中を走って、ギリギリフライトに間に合ったというストーリーです。

この2つのストーリーの展開は、全く同じです。

にもかかわらず、ストーリーを見た後に、その靴が欲しいか?という質問をしたところ、主人公が複数人のストーリーでは、欲しいと言った人が全然いなかったのに、主人公が1人のストーリーでは、欲しいと言った人が多かったのです。

なぜ、全く同じ展開のストーリーなのに、主人公が1人だけの場合のほうが、顧客の「欲しい」を引き出すことができたのでしょうか?

それは、私たちがストーリーを見たときに感じる「共感」が関係していると考えられています。

私たち人間は、何万年もの間、固い絆で結ばれた小さい集団を形成して生きてきており、進化の過程で、気を配る対象の輪がごく限られた人々から増えることはありませんでした。

つまり、私たちは、1人の人間には強い興味・共感を示しますが、集団に対してはそうではないということです。

そのため、同じ展開のストーリーでも、主人公が1人のストーリーのほうが、興味や共感が強く、そのストーリーに出てくる商品を「欲しい」と言う確率も高くなったというわけです。

まとめ

今日の話で、私があなたに伝えたかったことは、

  • 『売れるストーリーにはカギがある』

ということです。

今回の実験でも、展開は全く同じストーリーにもかかわらず、主人公の数が違っただけで、人々の感情や行動は大きく変わりました。

このように、人を動かしたり、商品を売ったりするためのストーリーには、押さえておきたいキーポイントがあります。

そのポイントを押さえてなければ、せっかくストーリーを作って伝えたとしても、効果が半減してしまいます。

もしあなたも、ストーリーを使ったメッセージで、もっと商品を売っていきたいなら、

  • 売れるストーリーに欠かせないポイントを押さえてから、ストーリーを作ってみてください。

そうすれば、きっと今よりも相手に響くストーリーを語ることができ、商品ももっと売れるようになるでしょう。


2023年12月25日9時発行(今年最後)のニュースレターの内容は・・・

「あなたのビジネスの本当の価値を見極めて、ビジネスを大きく成長させよう」

ビジネスを成功させるためには、まず自社のビジネスの本当の価値を認識することが重要です。

例えば、牛乳配達業を営んでいる会社が、自社のビジネスを「牛乳配達業」として捉えていた場合、できることは牛乳や乳製品の配達だけです。しかし、自社のビジネスを「●●●●●●●●●●●●●●●●●●」と捉えれば、そこからさまざまなサービスや商品を展開できるようになります。

このように、自社のビジネスを「業種」ではなく、「顧客に提供できる価値」として捉えることで、ビジネスの可能性は大きく広がります。

では、どうすれば自社のビジネスの本当の価値を見つけることができるのでしょうか。

その一つの方法は、以下のエクササイズをやってみることです。

①(内容はニュースレターで!)
②(内容はニュースレターで!)

このエクササイズを行うことで、自社のビジネスの本当の価値を明確にすることができます。

2024年は、ビジネスの転換期となる年です。この機会に、ぜひ自社のビジネスの本当の価値を見極めて、ビジネスを大きく成長させましょう。


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