強い組織作りについて~「公私混同は大いにしなさい」ミスター・ラグビー平尾誠二さんの言葉~
「公私混同は大いにしなさい」、2016年に53歳の若さで亡くなった平尾誠二さんが言われてた言葉のようです。こちらの記事に書かれてました。
こんにちは!第1ソリューション部の桑原です。
久しぶりの投稿になります。
今日はスポーツの話を通して、組織作りについて書いていこうと思います。
1990年代に高校、大学とラグビーをしていた私にとって、1988年に神戸製鋼で主将に就任した年からチームを7連覇へと導いた平尾さんは、プレイヤーとしてリーダーとして最も憧れる選手の1人でした。
ラグビーは15人で行う団体スポーツですので、私も組織作りに自然と関心を持つようになり、神戸製鋼で活躍する平尾さんの雑誌のインタビュー記事や平尾さんの著書などを読み彼の考え方を参考にしていました。
■ 公のことを真剣に自分のように考える
一般的に「公私混同」は良い意味で扱われてません。しかし、平尾さんの記事に書かれているのは、下記のように「公のことを真剣に自分のように考える」で、区別すべきところを「混同」してるわけではないのですね。まぁそこは表現の仕方の1つと受け止めております。
ちなみに中国に「公私混同」の反対に相当する言葉に「公私分明」という言葉があるようで、「どんな場でも公と私を明確に区別し、お互いに侵食をしない」という意味らしいです。そこまで割り切ってしまうと「公のことを真剣に自分のように考える」はできなくなってしまいそうです。
■ WILL-CAN-MUST
私も「自分のために(自分がやりがいを感じるか?自分が成長できるか?)」を軸に仕事を選んだり、なるべくそういう環境になるように自分から働きかけたりしてきた方だと思ってます。もちろん、仕事なのでお客様や会社に利益が出たり、メリットがあるということが大前提になりますが。
will-can-mustの交差する部分を模索する感じですね。
自分の判断で自分のためにやっていると、上手くいかなくても他者への不満が出にくく、自分で解決策を考えようとするので、ストレスも少なく、逆に面白味ややりがいが生まれやすいのかな と思ってます。
また、そのようなモチベーションでやっていると自然に良い話がやってくるような気がしてます。
(もちろん、いつも自分がやりたいことができたわけではないですが。)
そう考えると社員一人ひとりが、お客様と会社と自分のためになることは何か?実現できるようにするにはどうしたらいいか?を考え行動すること、
また、そういう社員が活躍できる環境を整えること、
それがひいては、お客様のニーズを把握し、よりよいサービスを提供し続ける組織の源泉になるのかなと、そう感じました。
■ チャレンジポスト制度
弊社には「チャレンジポスト制度」といって、意欲のある社員の自主性を重視し、上位ポストにチャレンジすることができる社内公募制度がありますが、上記のような社員を応援する環境の1つになっていればいいな、と思ってます(私もこの制度を使って課長職に就きました)。
「チャレンジポスト制度」については、詳しくはこちらをお読みいただければと思います。