おうちでつくろう_06 枯れ木に花を咲かせましょう
1~3歳の子どもと出かけると「疲れた~」と不動の姿勢を見せてくることってありませんか。そんなとき、落ちている枝を渡すとけろりと歩き出すらしいですよ。
某・ヒトヒトの実を食べたトナカイみたい。
さて、今回は おうちでつくろう_05 色をあつめて に続いて自然の落としものシリーズです。
枯れ木に花を咲かせましょう って?
日々せっせと拾いあつめた(そして溜まりゆく)木の枝に松ぼっくりにどんぐり。今日は、この中から木の枝をピックアップして、つくるを楽しむワークをお届けします。
・対象年齢 : 5歳~(はさみが使える年齢)
・用意するもの : 枝、色画用紙、はさみ、木工用接着剤、えんぴつ、消しゴム
色画用紙は、カラードフォルムがおすすめです。両面で色がちがうのでカラフルな仕上がりにしたいときに◎。
あると便利なアイテムはこちら。
・グルーガン
溶かした樹脂で瞬時に接着してくれる、頼れるアニキです。
高温になりますので、大人が使用してくださいね。
・セロハンテープ
接着剤の大流出が怖い場合に。
(子どもってセロハンテープを多用しますよね)
・マスキングテープ
接着するときの仮止め、乾き待ち時の固定に。
なかなか日の目を浴びなかったこの子たち、今日こそかわいくしてもらうわよ…!
Step01 お花や木の実をつくる
まず、画用紙を切ったり折ったりして、枝に飾りつけるお花や木の実をつくります。
お子さんの好きなことに合わせた声がけやプチミッションは、率先して楽しみながら手を動かすきっかけに◎。
メンバーの子どもは目下魔女になりたいそう。そこで「1年に1回しか咲かない魔法の花を咲かせてくれる?」とオーダーすると「どんなお花にしようかな~」とノリノリに。
学びポイント
はさみで切り始める前に、「紙ってどんなことできるかな?」と問いかけてみてください。
紙ってじつは切る・貼るだけでなく、折る・曲げる・ちぎる・丸めるなど、たくさんの表現ができるんですよね。身近な材料ながら工夫を通して思考力・創造力を刺激できるなんて…お得(?)!
むむ、丸く切り抜いた紙を半分に折り、なにやら細かく切り込みを入れています。何を作っているのか聞いたところ、「ハルジオンみたいな花びらのお花」とのこと。おおお…!
Step02 枝に咲かせる(実らせる)
お花や木の実が完成したら接着剤で枝に固定…いえ、咲かせましょう。
ボンドは乾燥に時間がかかります。細い部分に咲かせたい場合は、接着剤で貼り合わせたうえでマスキングテープで固定して乾燥を待ちましょう。乾燥したら、マスキングテープをはがします。※ここは慎重に…!
グルーガンはすばやく接着できますので、さくさく進めるにはおすすめです。大事なことですので2度お伝えしますが、高温になりますので、大人が使用してくださいね。
Step03 ひとまず眺める
できましたー!
左の魔法の花は、なんとお茶にして飲むと幸せな気持ちになれるらしいですよ。
ほしい。
右のお花は、魔女じゃなくても魔法をかけることができる枝だそうです。
ほんとうにほしい。こんなんいくらあっても困らないですからね。
Step04 飾る、そして眺める
ひとしきり眺めながら、どんな枝なのかをお話したら、飾る場所を決めましょう。
「どんなところに飾ると素敵に見えるかな?」などと聞いてみてください。ちなみに今回は「おうちに帰ってきてかわいいお花が咲いていたら、みんなうれしい気持ちになってくれると思うから」とのことで、玄関に設置することに。
学びポイント
おうちをより好きな空間にするには…そう子どもに考えてもらう機会って、あまりないですよね。飾る場所を決めるという小さな行動ですが、「どこに置いたらステキに見えるか」「どんなふうに置くとステキか」「ここに置くと誰が見るか」「見た人はどういう気持ちになるか」など、作品の見え方や人の気持ちを考えることができる機会になります。ぜひお子さんに任せてみてくださいね。
(そこに置くの~~?ということもあると思いますが…)
ちなみに
このあとメンバー宅の子どもは楽し味(そんな言葉はない)をしめたようで、咲かせる以外のアプローチも行っていました。
恐竜のたまごが実る枝。右上のたまご、孵っているね。
こちらは迷路恐竜のたまごだそうです。
釣り竿(咲かないし、実らない)。男の子、外遊び大好きなお子さまにはこちらのアプローチがお好みかもしれませんね!
まとめ
ニコニコしながらうれしそうに置いている様子を見ながら、子どもにとって「自分でつくったものが家に飾られている」ことの大切さを再認識しました。いつもお話させていただいている先生によると、子どもの作品はまず飾ること。これによって自己肯定感がすくすくと育まれるのだそうです。
在宅ワーク中に、家事の合間にちょっとひと息つきたいな…そんなときに、お子さまの傍らでスケッチブックをめくってみるのもおすすめです。
たまに「それはまだ見ないで!」と怒られますけども。
みなさんのお子さんが拾ってきた枝は、どんな変身を遂げるのでしょう。
SNSでハッシュタグ「 #おうちでつくろう 」をつけてご共有いただけますと、よろこんで飛びつかせていただきます笑。
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