学校の授業で何かを学ぶということは
こんにちは。
私立の高校の新米英語講師です。
明日から新学期が始まろうとしています。
授業が始まることは正直不安です。
でも、この夏休みの間に自分がどんな授業をしたいのか少しだけ明確になったような気がします。
学校の授業で身につけるべきものは何かと考えると、
受験で必要な知識や技能を挙げることが多いと思います。
実際に一部の自治体では、統一模試の結果を学校ごとに比べて競わせようとしているところもあると聞きました。
でも、生徒に対して「この知識を身に付けさせよう」として授業を計画しても、
それを目に見える形で習得してくれることなんてほとんどありません。
たとえ教師の期待を察してその通りに知識を習得したとして
その子の人生が豊かになるとは思えないのです。
教師の期待を汲んで行動したことを教師が良しとしてしまったら、
その子は自分の気持ちを押し殺して周囲の期待に応えることを学んでしまいます。
その状態から抜け出すことは容易ではなく、きっと長いこと自分の本当の気持ちを表現することができず苦しむことになると思うのです。
それを学校で学ばせたくはありません。
私が理想としているのは
生徒たちがありのままの自分の姿で学ぶことができる授業を作ること。
教師は明確な意図を持たずに英語の素材を提供して、
生徒は思い思いにそれで遊びながら学ぶ環境を作りたい。
普段の授業では生徒に成績や試験の不安は忘れさせてあげたい。
「これが正解だ」というのは押し付けないであげたい。
そういう授業の中で生徒たちが学ぶのは教科の知識ではなくて
ありのままの自分自身のことです。
大人の期待や目線を気にすることなく
とことん自分自身の興味関心の趣く先に集中してほしい。
自分は何に興味があるのか。
それを堂々と表現できる大人になってほしい。
そういう思いで授業をしていきたいです。
そのためには教師である私自身が
ありのままの自分で堂々と生徒の前に立てるようにしたいです。
伝えたいことは隠さずに表現する。
そういう自分を忘れないようにしていきたいです。
まとまりがなくなってきてしまったので
今日はこの辺りで。
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