読書感想 「旅のラゴス」 筒井康隆 著
さてさて、皆さま、いかがお過ごしですか??|ω'*)
のんびりと本を読む時間は確保出来ましたか??|ω・`*)
今回の本は、多分、8年くらい前に本屋さんで平積みされているのを発見して購入したものなので、個人的には3回目くらいの読了。そして、感想をまとめるために、ついでに4回目の読了を済ませました(*´꒳`*)
この読書感想を初めてから読了した本をすぐに再読するか、もしくは、要所要所を拾い読みしていく、という事を始めているのですが、今まではどんどん次の本、次の本、と読み進めていくのが多かったのです。
こんな風に一つの作品と向き合う時間をじっくりと作るのも面白い楽しみ方ですね(*'д'*)
今まで気付かなかったような背景や、時間の経過にも気がつけるようになってきたりします。特に、この「旅のラゴス」という作品は様々な土地をかなりの年月の経過を伴って物語が進んでいくので、サラ、と読んだだけでは頭の中での描写が僕は追いついていませんでしたΣ(゚Д゚;)
書き出してみたら年月は約45年、距離は明確ではないものの、工程は北から南、そして、最北へと進む長い長い行程。これほどの長い物語がこの短い作品の中で語られているのです。異世界なのに、僕らの世界と地続きな気がする不思議な世界のお話。
この本は冒頭でスカシウマ、ミドリウシなんていう何だかわからないのに、なんとなーくどんな物かわかるような単語をパシパシっ、とお見舞いされまして、架空の世界かと思いきや、マテ茶やコーヒーなんていうこっちの世界に実在するものがサラッ、と登場したりΣ(゚Д゚;)
さらには、この世界の住人の始祖は宇宙船でこの土地にやってきたという描写があって、遥かな未来の話なのだろう、と推測出来たりしますΣ(Oдo;)
そんな、なんとも不思議な世界を舞台に繰り広げられるラゴス、という青年の一生を追う物語。
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箏演奏者 いぶくろ聖志の「日本を楽しむ」(毎週水曜更新)
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