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コラボカフェで感じた、今も変わらず好きな作品

前に友達とコラボカフェに行った。
子どもの頃から好きな漫画作品のコラボカフェだ。
コラボカフェとは漫画などの作品を題材とした飲食メニューを提供するカフェのこと。
キャラクターをイメージしたメニューもあれば、作品の中に出てきたメニューを実際に再現したりなど様々なカフェがある。
作品の世界観が凝縮されて、それが大好きな人たちが集まる、あの空間が私はとても好きだ。

この前行った作品のコラボカフェは友達と二人で行った。小学校の時からの友達だ。
お互いに子どもの頃からこの作品のことは大好きで、一緒にイベントに行ったり、グッズを買いに行ったり、DVDを観たりした。
魅力的なキャラクターが多く、自分の推しキャラに熱狂的にハマっていた。とても楽しかった思い出がある。
「懐かしい曲が流れてる!」
「このキャラ好きだった」
「あのシーン良かったね」
コラボメニューを食べながら、作品にハマリ込んでいた頃を思い出して、盛り上がってしまった。
やはり、話し始めるとお互いに1番熱かった時期の話から始まる。
今も原作は続いているが、ハマリ込んでた時期と比べたら、そこまで真剣には追いかけていない。
どちらかというと「今」を楽しむより、「過去」の思い出に盛り上がっていた。私達の青春だった。
若い頃の方が作品に対する愛というかエネルギーが強かったとは思う。
漫画は何回も読み返し、アニメも繰り返し観て、グッズも買って、イベントにも参加した。
作品に対しての愛が溢れていた。
作品に対しての熱量を比べてしまうと若い頃に負けてしまうが、今は落ち着いて、あの頃と違う意味で作品を楽しめている。
興味が薄れたとかではなく、今は今の熱量で作品が好きなままの自分がいる事が嬉しく感じる。
あの時に負けないぐらい作品が面白い。
楽しかった懐かしい思い出を蘇らせてくれる、素敵な作品だ。
行った記念に友達とお互いにひとつずつグッズを買った。
楽しい思い出の記念に。
今も部屋に飾ってある。このグッズを見る度に楽しかった事を思い出す。

新しい作品が次々出てくるが、子どもの頃や学生の頃みたいに熱狂的に好きになれる作品は少ない。
今も色々な作品を観るが、好きになりにくい、ハマりにくい感覚が私の中にある。
忙しくて時間がなかったり、娯楽が増えすぎた事も原因かもしれない。
「好き」が見つかりにくい事に、少しだけ寂しさを感じる。
興味や関心は移り変わっていくが、歳を重ねても変わらずに、あの頃と同じように楽しい時間を過ごせる作品がある事は幸せだと感じた。

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