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親に今の状況を報告した

体調を壊して仕事を辞めた事を親には言っていなかった。
月1ぐらいで顔を見せに実家には訪れていたが、何も言わず元気なフリをして会っていた。
親も高齢で、心配をかけてもいけないと思っていたし、今のところ生活が出来るなら、別にわざわざ報告する事でもないと考えていた。
若干こんな事になって、怒られるのではないかという気持ちもあった。
30歳を過ぎて、情けない気持ちも捨てきれなかった。
体調も回復してきて、いざ働き出そうとすると、やっぱり前のようには働けない。
傷病手当金や失業保険や貯金を食いつぶしながら生活をしてきた。
まだ明日食べるご飯がないというラインではないが、もうそろそろ貯金残高に危機感を抱かなくてはいけない状況にはなってきた。
迷いに迷った結果、とりあえずLINEで連絡を入れてみた。

  • 体調を壊してしまったこと

  • 仕事をはするが、今まで通りには働けないこと

  • お金の余裕がなくなっていること

とりあえず上記3点を報告してみた。
父親からの返事は「お金の心配はしなくていい。いつでも言ってきて。ゆっくりすればいいと思う。また顔を見せてください」だった。
シンプルな返事だったけど、文面を見たとき泣いてしまった。
会っている時にずっと嘘をついているような感覚があって、やっと正直に今の状況を言えて肩の荷が下りた気持ちになった。
日常の父親とのLINEなんて「わかった」「了解」ぐらいの必要最低限の言葉しか返ってこないタイプの人なので、余計にこの言葉が沁みたのだと思う。
過剰な反応をされなかった事も大きかった。
多分これも親の優しさなのだと思う。
文章でのやり取りなので、向こうがどんな反応をしたのか分からないし、確実に心配していると思うが、とりあえず伝える事ができて良かった。

頑なに自分の状態を言わなかった私が言ってみようと思ったのは、サポステの担当の方と話をしたお陰だ。
担当の方が若い頃に父親を亡くして、今は話したくても話せないから、話せる内に話しといた方が良いよと言ってくれた。
確かに私は両親どちらも生きていて、話す事もできるし、会う事もできる。
その言葉が自分の中できっかけになって、伝えてみることにした。
きっかけを貰えなかったら、そのまま隠し続けたかもしれない。
どちらが良かったのか分からないが、私の気持ち的には少し楽になった。

どうしても「人に迷惑をかけてはいけない」という思い込みがある。
「ちゃんとしないといけない」とか「弱音を吐いてはいけない」とか、
本当にただの思い込みなのだと思う。
その思い込みを消す所から始めないといけないかもしれない。
追い詰められて、どうしようもなくなる前に誰かに助けを求めることは、
前に進む為にも大事な事なのだと思った。

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