見出し画像

写真でお腹いっぱい

出かける予定があったので、朝のモーニングでも食べようと思ってお店を調べた。
お店を探す時はインスタを利用することが多い。
今回は大阪梅田に行く予定だったので「梅田 モーニング」で検索してみた。
検索した結果、バチバチに映えを意識されたモーニング写真がズラーっと検索結果に並ぶ。
そりゃあインスタにアップされている写真を検索しているのだから、色鮮やかなキマっている写真が出てくるのは予想ができる。
「美味しそう」「行きたいなぁ」と思う前に、あまりにもピシッと映えを意識された隙がない写真が並んだので「怖っ」と思ってしまった自分がいる。
素朴でシンプルなトーストとコーヒーだけのモーニングですら、映えている。
隙が欲しい。
せっかく外食するならキレイな見た目のご飯は食べたいが、写真だけで胸焼けを起こしてしまった。
オシャレなモーニングの写真でもう食べる前からお腹いっぱい。
世の中のインスタグラマーたちは写真を撮るのが上手すぎないか?
結局私は家でたまごかけご飯を食べて、梅田に出かけた。

私も外食したとき、ご飯の写真を撮るが、美味しそうに上手くは撮れない。
写真を見るのは好きだが、撮るのはあまり好きじゃない。
撮るのがというよりは写真自体があまり好きじゃない。
最近あまり写真フォルダに写真が増えない。
良い写真の定義が私にはよく分からん。
だからインスタは自分では更新せず、見る専門に使っているのだと思う。

同じ食べ物を切り取るという意味では食べ物のイラストを描く人に憧れる。
私も一時期食べ物の絵を描いていたので、余計にそう思うのだと思う。
本物より美味しそうに見える、そのイラストレーターさんの個性が垣間見える、そんな食べ物イラストが大好きだ。
美味しそうな絵でいちばん好きなのはコミックエッセイなどを執筆する「たかぎなおこ」さん。
あたたかいやさしいご飯の絵が食欲をそそる。

何が言いたいかというと、美味しそうな写真よりも、美味しそうなイラストのほうが食欲をそそられる。
そんな私の好みの話。

サポートして頂けたら、とても嬉しいです!励みになります!よろしくお願いします!